- 2022/11/01 掲載
南ア中銀、利上げ余地ある インフレ期待の固定化必要=総裁
南ア中銀は過去6回の金融政策決定会合で利上げしたが、ハニャホ氏は大学での講演で、政策金利はまだ最終地点に達していないとの認識を示した。
「インフレ期待はほとんどの場合、われわれが望むよりも現在のインフレの状況に反応しやすく、中銀の目標の中間付近で固定されていない」と述べた。
南アの9月の消費者物価指数は7.5%上昇し、中銀の目標(3─6%)を大幅に上回った。
ハニャホ氏は主要政策金利のレポレートについて、現在は6.25%と長期的な水準を下回っているが、インフレ率が4.5%で安定するのと一致する、より持続可能な長期的水準へ上昇していると述べた。
中銀のインフレ急上昇につながる可能性のある政策目標拡大は避ける必要があると指摘。また中銀の政策で対応できない要因によって雇用と成長が制限されているとの見方を示した。
「金融政策でより速く、より雇用の多い成長を実現する最善の方法は、柔軟なインフレ目標により物価安定に焦点を当てることだ。これは証明済みの枠組みだ」と語った。
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