- 2022/11/02 掲載
トムソン・ロイター、四半期利益予想超え 見通し維持 景気減速を警戒
午前の米株式市場で株価は約3%下落した。
スティーブ・ハスカー最高経営責任者(CEO)は、法務、税務・会計、企業の主要3部門はいずれも長期の事業契約に支えられ、「底堅さ」を示しているとしつつも、来年に向け、人件費を中心とするコスト拡大を注視していると述べた。
第3・四半期の調整後1株当たり利益は0.57ドルで、市場予想の0.50ドルを上回った。売上高は3%増の15億7000万ドルで、予想の15億9000万ドルを小幅下回った。
主要3部門、およびロイターニュース部門の売上高はいずれも1桁の伸びを記録した。
2023年の売上高伸び見通しは5.5─6%増を維持しつつも、23年のマージンについてはインフレと投資の高まりが影響し、39━40%とするガイダンスの下限に向かう見通しとした。
ハスカーCEOは、買収の候補となり得る企業のバリュエーションがピーク時から25%低下していることを踏まえ、「今後数四半期、極めて積極的に買収を検討することになる」と述べた。
マイク・イーストウッド最高財務責任者(CFO)は、企業買収に向け、25年までに120億ドルの資本能力があるほか、年間配当の10%引き上げを継続することが可能とした。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR