- 2022/11/04 掲載
JFE、今期純利益予想を上方修正 販売価格改善など寄与
鋼材需要は持ち直し基調だが、自動車生産などの回復が遅れ、通期の単独粗鋼生産見通しを2600万トン弱から2500万トン程度に引き下げた。その中で販売価格改善など収益向上に努め、鉄鋼事業の通期利益見通しを150億円上方修正した。下期にかけてもさらに原材料価格などの転嫁を推進する。
上期の鋼材平均価格は1トンあたり13万1600円。前年上期は9万4500円、下期は11万2200円だった。
今期中間配当は従来予想の40円から50円に引き上げた。期末配当は未定。
4─9月期の連結事業利益は前年比5.5%減の1879億円、純利益は同12.4%減の1232億円だった。部品供給制約などで自動車の減産が長期化、欧米の金融引き締めや中国不動産市場の低調などで、海外の鋼材需要の回復に遅れがみられるという。
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