- 2022/11/05 掲載
緊急オペ買入国債、適宜で秩序ある売却必要=英中銀市場担当幹部
トラス前首相の「ミニ予算」を受けた市場の混乱を受け、中銀は長期国債と指数連動債の購入に踏み切った。
ハウザー氏は欧州中央銀行(ECB)の会議で、「量的緩和(QE)の巻き戻しを実施しながら、金融安定化買い入れオペの一環として買い入れた資産を適宜かつ秩序だった巻き戻しが必要」と指摘。その上で、依然熱を帯びている市場に英中銀は引き続き注意し、必要なら適切に対応する必要があると述べた。
国債利回りは「ミニ予算」発表前の水準にほぼ戻っているが、市場の流動性はまだ完全に回復していないとも語った。
ハウザー氏は、1-2週間で売却の詳細を明らかにすることを望むとしたが、年内に開始されるかとの質問には、「様子を見て」と答えた。
債券売却について厳密なスケジュールに従うつもりないとし「売却を強制されるわけではない。市場に沿って需要があれば売り、ない場合は待つことも可能だ」と述べた。
発言を受け指数連動債と20年・30年債は下落。30年債利回りは10ベーシスポイント(bp)上昇し10月24日以来の高水準となった。
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