- 2022/11/05 掲載
米金利の最終到達点、想定より高くなる可能性=リッチモンド連銀総裁
[4日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は4日、今後の連邦準備理事会(FRB)による利上げペースの検討についてより「慎重に」行動する用意があるとしながらも、利上げ期間が従来想定より長期化し、政策金利の最終到達点が高くなる可能性があると述べた。
CNBCのインタビューで「ブレーキを踏み、やや慎重に行動する用意がある」と指摘。これは利上げペースが鈍化し、利上げ期間が長期化し、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)が高くなる可能性があることを意味するとした。
米労働省が4日発表した10月の雇用統計で、非農業部門雇用者数が市場予想を上回ったことについて、バーキン氏は「労働需要が依然として堅調という関係者から聞いた話と一致している」と指摘。失業率や賃金を見る限り「労働市場は依然として引き締まっている」とし、労働参加率が低下しているため、供給面の改善もさほど望めず、「まだやるべきことがある」とした。
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