• 2022/11/05 掲載

近藤氏続投、FG社長が切望=証券生え抜きに改革託す

時事通信社

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「抜本的改革には強いリーダーが必要だ。任せられるのは彼しかいない」。三井住友フィナンシャルグループ(FG)の太田純社長は4日の記者会見で、傘下のSMBC日興証券の近藤雄一郎社長の続投は、自身が切望したと明らかにした。改革には全社一体の取り組みが必要で、証券生え抜きの近藤氏に重責を託した形だ。

近藤氏は2020年4月に社長に就任。法令順守体制の強化を進めていたところに、相場操縦事件が起きた。事件は近藤氏以前の経営体制に問題の芽があったとみて、今回の社内処分では清水喜彦前社長ら歴代トップにも過去の報酬一部返上を求めた。

ただ、事件の重大性や社会に与えた影響を考えれば、近藤氏の引責辞任は不可避のはずだった。それでも留任するのは、太田氏の信頼が厚く、強く慰留されたためだ。近藤氏は留任を受け入れる一方、無報酬を申し出たという。こうした近藤氏の姿勢に、太田氏は会見で「心を揺さぶられた」と目に涙を浮かべた。

近藤氏は、再発防止にめどを付けた段階で辞任する考えも表明。会見では「辞任の意向を示したトップの下で社員の士気が下がるのではないか」との指摘も受けた。続投に対する社会の視線は厳しく、強い逆風が吹き付ける中、改革へ道筋を付けられるのか。SMBC日興と三井住友FGは正念場に立たされている。

【時事通信社】

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