機械受注9月は前月比4.6％減、判断「持ち直しの動きに足踏み」に下方修正

［東京　１６日　ロイター］ - 内閣府が１６日発表した９月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標とされる船舶・電力を除いた民需の受注額（季節調整値）は前月比４．６％減少した。２カ月連続のマイナス。内閣府は機械受注の基調判断を前回の「持ち直しの動きがみられる」から「持ち直しの動きに足踏みがみられる」に下方修正した。前年比は２．９％増だった。

ロイターの事前予測調査では前月比０．７％増が予想されており、結果は予想を下回った。

製造業は前月比８．５％減の４５４４億円で２カ月ぶりに減少した。最もマイナスに影響した業種は「非鉄金属」。「その他製造業」や「造船業」も押し下げに影響した。

非製造業（除く船舶・電力）は同４．４％増の４２４７億円と２カ月ぶりに増加した。業種では「情報サービス業」、「通信業」、「金融業・保険業」などがプラスに寄与した。

外需は前月比６．３％増の１兆２９６８億円で、５カ月ぶりに増加した。

機械受注統計は機械メーカーの受注した設備用機械について毎月の受注実績を調査したもの。設備投資の先行指標として注目されている。

＊内閣府の発表資料は以下のＵＲＬでご覧になれます。

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