- 2022/11/17 掲載
再送-英労働市場の逼迫、追加利上げ見通しの根拠=中銀総裁
[ロンドン 16日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は16日の議会証言で、労働市場の逼迫が今後の追加利上げ見通しの主な根拠となると説明した。
15日に発表された英雇用統計は、失業率が上昇して求人数も減少した。一方、賃金の伸びは堅調となり、賃金(除くボーナス)は前年比5.7%増と、新型コロナウイルスのパンデミック期間を除いて過去最高の伸びだった。
ベイリー氏は「雇用統計で示されたように、労働市場は依然として非常に逼迫している」と説明した。
中銀は今月初旬、政策金利を0.75%ポイント引き上げ3%とした。0.75%の利上げは1989年以来最大。
ベイリー氏はまた、コアインフレ率に軟化の兆しが見られると述べた。
10月の消費者物価指数(CPI)は、前年比上昇率が11.1%と41年ぶりの高水準となった。一方、食品・エネルギーなど変動の激しい項目を除くコアCPI上昇率は前年比6.5%で変わらずだった。
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