- 2022/11/19 掲載
ユーロ圏銀行、2960億ユーロの超低金利融資を返済へ=ECB
TLTROによる総額2兆1000億ユーロ(2兆1000億ドル)の融資の一部で、ユーロ圏の記録的なインフレを抑制しようとするECBの措置の第一段階となる。アナリスト予想の5000億ユーロより少ないものの、記録がある2000年以降で最大の流動性低下となる。
来年には数兆ユーロ分の債券を圧縮し、流動性をさらに低減させる計画だ。
1週間物ユーロ短期金利(ESTR)は今回の発表後に低下。イタリアの2年物国債利回りも一時的に低下した。
ECBは市場の反応を見ながら3兆3000億ユーロの資産購入プログラム(APP)の縮小をどの程度のペースで進められるかを判断し、12月15日の理事会で議論する。
ECBのシュナーベル専務理事はツイッターで「このように大規模な早期返済はユーロシステムのバランスシートを縮小し、それによって金融政策の全体的な正常化に寄与するもので、インフレを中期的に目標に戻すために必要だ」と述べた。
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