• 2022/11/19 掲載

ECB、QTに早期着手を 利上げ鈍化でも=オランダ中銀総裁

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[フランクフルト 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中央銀行総裁は18日、ECBは利上げペースを鈍化させるかもしれないが、追加利上げの必要性を緩和するために巨額の保有国債の縮小に近く着手すべきと述べた。

講演で「金融政策のスタンスがさらに引き締まるにつれ、引き上げペースが鈍化する可能性が高くなる」と指摘。「来月の理事会で広義の中立領域に達すると予想している」と述べた。

経済成長を刺激も減速もしない中立金利の1.5─2%の水準に達したら、ECBは需要を抑制するために「制約的」な領域に移行すべきだが、3兆3000億ユーロ(3兆4000億ドル)の資産購入プログラム(APP)の縮小にも着手すべきと言及。「期間プレミアムを圧縮するために大規模なバランスシートを維持し、同時に政策金利を中立以上に引き締めるのは一貫性がない」とした。

ECBは来年最初の2月の理事会で、すでに政策金利を中立水準以上に引き上げることを視野に入れているため、クノット氏の発言はバランスシートの縮小開始時期が2023年初頭になることを示唆している可能性がある。

クノット氏は「いわゆる量的引き締め(QT)を早期に開始すれば、期間プレミアムとトレード条件への影響により、インフレ率のピークと必要なターミナルレート(政策金利の最終到達点)の両方が低下する」と語った。

一方で、政策金利がピークに達するまでには「まだ長い道のりがある」とし、「基調的なインフレ率が毎月、0.2%、0.3%と上昇している限り、やり過ぎるよりもやらなさ過ぎることを懸念している」とした。

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