• 2022/11/20 掲載

米アトランタ連銀総裁、12月FOMCで大幅利上げ「脱却」の用意

ロイター

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[ワシントン 19日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は19日、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で75ベーシスポイント(bp)の利上げから「脱却」する用意があると表明し、インフレへの対応で今後100bp以上の利上げは必要ないとの認識を示した。

講演準備原稿で「経済が私の予想通りに推移すれば、75─100bpの追加引き締めが正当化されるだろう。政策金利はこの水準で、合理的な時間軸においてインフレを抑制するのに十分だと考えている」と述べた。

総裁の見解に基づくと連邦準備理事会(FRB)の政策金利は4.75─5%となり、投資家が予想するピーク水準をやや下回る。

FRBは4会合連続で75bpの利上げをしてきたが、12月会合では50bpの利上げを決定すると予想されている。政策当局者の間ではこの見方を支持する発言がこのところ相次いでいる。

ボスティック氏は、過去1年間のインフレ上振れを考慮すると、政策金利の最終到達点は現在の自身の予想よりも高くなる可能性があると指摘。「適切な政策スタンスとペースの両方について柔軟に考えるつもりだ」と述べた。

その上で、利上げの効果が完全に現れるまでに12─24カ月かかると予想されることから、ある時点でFRBは利上げを停止して経済状況を見極める必要があるとした。

たとえ後に再び利上げが必要になったとしても「政策がより制約的な領域へと入っていくにつれ、より慎重になることが賢明だろう」と述べた。

また、FRBは経済が「かなり弱く」なったとしても、インフレ率が目標の2%まで低下する「順調な」軌道に乗る前に利下げという誘惑に駆られる事態を警戒するべきだと指摘した。

総裁は「インフレ率を2%の目標に戻す取り組みを揺るぎないものにするわれわれの意向を国民と市場に明確に理解してもらいたい」と語った。

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