記事 セキュリティ総論 高市氏が語った「アクティブディフェンス」とは?サイバー攻撃強化と混同しやすい理由 高市氏が語った「アクティブディフェンス」とは?サイバー攻撃強化と混同しやすい理由 2021/09/28 SNS等の「セキュリティ」関連の書き込みに、先制攻撃や報復攻撃といった普段は見かけない物騒な文言が並び、あげくに電磁パルス攻撃(EMP)などの怪しげなワードさえ見かけた。原因は自民党総裁選にからんだ高市早苗衆議院議員の発言やコラム記事にあると思われる。しかし、「アクティブディフェンス」と「アクティブサイバーディフェンス」は混同しやすく、誤った認識を持ってしまいがちだ。用語と問題点を整理したい。
記事 ID・アクセス管理・認証 TOKAIコミュニケーションズ事例:テレワークでも安全に“顧客のAWS”にアクセスできる環境構築 TOKAIコミュニケーションズ事例:テレワークでも安全に“顧客のAWS”にアクセスできる環境構築 2021/09/27 TOKAIコミュニケーションズは、東海地方を中心に個人・法人向けITサービスを提供している企業である。法人向けのシステムインテグレーション事業では、AWS アドバンスドコンサルティングパートナーとしての豊富なノウハウを活用して、Amazon Web Services(以下、AWS)の導入相談から基盤構築、接続回線、監視・運用に至るまでAWS導入の全行程をワンストップで提供している。顧客企業のクラウド活用拡大を背景に、同社ではAWS関連の案件が急増。一方、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、社員の安全・健康を重視し、テレワークを主体にした新たな業務スタイルを確立する必要があった。
記事 セキュリティ総論 「勝手にスマホ覗き見」は犯罪?身近過ぎる「不正アクセス」の闇 「勝手にスマホ覗き見」は犯罪?身近過ぎる「不正アクセス」の闇 2021/09/11 皆さんは「不正アクセス」という言葉を聞くと、何をイメージするでしょうか。世界中で暗躍するサイバー犯罪組織が大企業や政府関係機関を狙ってシステムに侵入し、機密情報を根こそぎ奪っていく……。そんなハリウッド映画さながらのような光景を思い浮かべるかもしれません。しかし、現実の不正アクセスはもっと身近なところに存在します。そして、いつあなた自身が巻き込まれても不思議はないのです。今回は、そんな不正アクセスの闇をご紹介します。
記事 セキュリティ総論 86%のCISOが実感「テレワーク導入でサイバー攻撃増加」、今すべきエンドポイント防御 86%のCISOが実感「テレワーク導入でサイバー攻撃増加」、今すべきエンドポイント防御 2021/09/10 テレワークの導入が急速に進む中、サイバー攻撃による被害の増加が問題となっている。日々高度化するサイバー攻撃を100%防ぐことは難しく、企業にはセキュリティ対策の見直しが求められている。調査結果とその分析から、現在起きているインシデントや今後実践すべき対策を紹介しよう。
記事 メールセキュリティ ランサムウェアとは何か?手口・対策・事例、気になるポイントをまとめて解説 ランサムウェアとは何か?手口・対策・事例、気になるポイントをまとめて解説 2021/09/09 悪意あるソフトウェアであるマルウェアの中でも、特に被害が大きくなりがちである「ランサムウェア」。その攻撃は年々巧妙化してきており、被害件数・被害額ともに増加傾向にあります。近年はニュースでもその名前をよく聞くようになったのではないでしょうか。では、その手口はどのようなものか、どんな対策が必要か、理解できていますか?この記事では、個人・企業を問わず気を付けなければならないランサムウェアについて、最低源押さえておきたい基礎知識を網羅的に説明します。
記事 セキュリティ総論 テレワークで変わった「守るべきポイント」、今求められるセキュリティ対策まとめ テレワークで変わった「守るべきポイント」、今求められるセキュリティ対策まとめ 2021/09/06 ウイルスやマルウェアによる攻撃、不正アクセスやのぞき見による情報漏えい、モバイル端末の紛失・盗難……。テレワークが当たり前になる中で、さまざまなセキュリティリスクが可視化され、守るべきポイントも「境界」から「端末」へと大きく変化している。「安全な業務環境など存在しない」ということを念頭に、エンドポイントであるノートPCのセキュリティ対策について再考したい。
記事 情報漏えい対策 なぜトヨタディーラーによる顧客情報「無断登録」は起きたのか? 問題の本質とは なぜトヨタディーラーによる顧客情報「無断登録」は起きたのか? 問題の本質とは 2021/09/06 2021年8月19日、トヨタのコーポレートサイトに「トヨタ販売店におけるお客様の個人情報の不適切な取扱いについて」というリリースが流れた。販売店がアンケートで収集した個人情報を無断で「TOYOTA/LEXUSの共通ID」に登録していたという問題だ。ニュースではあまり大きく取り上げられていないが、ITセキュリティの立場で見ると、変革に揺れる自動車業界がこれから直面するであろう新たな課題を示している。
記事 セキュリティ総論 製造業のハードウェア環境をどう守る? 工場に「ゼロトラスト」が必要なワケ 製造業のハードウェア環境をどう守る? 工場に「ゼロトラスト」が必要なワケ 2021/09/03 新型コロナウイルスや働き改革の推進によって、製造企業でも在宅勤務を導入するケースが増えている。製造業では、ITとともに工場のハードウェアの制御・運用を担うOT(Operational Technology)を抱えている。そしてそのOTは、レガシーなインフラによって構築されている場合も多い。このような中で安全なリモートワークの環境を実現するには、ネットワークの境界で脅威を防いでいた従来型のセキュリティ対策から脱却し、デジタル時代に適した新たなアプローチを採用する必要がある。
記事 セキュリティ総論 身代金の平均は1,874万円、最新レポートに見るランサムウェアの脅威と実態とは 身代金の平均は1,874万円、最新レポートに見るランサムウェアの脅威と実態とは 2021/09/01 ランサムウェアの被害が止まらない。つい最近も、製粉業や食品業を営むニップンが攻撃を受けて、決算発表が延期になる事態が発生した。なぜ、ランサムウェアはこれほどの脅威になったのか。日本と世界では、その脅威の中身、対策は何が異なるのか。英国のセキュリティ企業 ソフォスが発表した「ランサムウェアの現状 2021年版」から、ランサムウェアの最新情報をレポートする。
記事 ファイアウォール・IDS・IPS 「うちからは漏えいしてないのに…」顧客のID/Pass使い回しで会員制サイトが陥る危機 「うちからは漏えいしてないのに…」顧客のID/Pass使い回しで会員制サイトが陥る危機 2021/08/27 Eコマースなど多くの会員を抱えているWebサイトを運営している企業にとって、不正アクセス・不正ログインは頭の痛い問題だ。特に漏えいしたアカウントリストを使って不正ログインを試みる攻撃は、対策が難しい。万が一ログインが成功すると、情報漏えいなどの重大事故につながる可能性が高く、レピュテーションも著しく傷つく。ここでは、こうした漏えいアカウントによる不正ログインに対して、企業がとりうる対策を整理する。
記事 セキュリティ総論 多様化した働き方に求められる、より“本質的”なゼロトラストセキュリティとは? 多様化した働き方に求められる、より“本質的”なゼロトラストセキュリティとは? 2021/08/27 セキュリティ対策の中でも、多くの企業が採用してきたのは、社外から社内ネットワークに侵入する脅威を防ぐ「境界型」防御だろう。しかし働き方が多様化し、さらにクラウドサービスの利用も増えた現在、境界型のセキュリティ対策に限界が見えてきた。これを解決するのが「ゼロトラスト」を前提にしたセキュリティ対策だ。だが実は、ゼロトラストモデルには2つある。今いる場所がオフィスになる時代、企業に求められる「より本質的な」ゼロトラストセキュリティの概念について解説する。
記事 セキュリティ総論 Wi-Fiに危険な欠陥「FragAttacks」が見つかる テレワークでも要注意? Wi-Fiに危険な欠陥「FragAttacks」が見つかる テレワークでも要注意? 2021/08/26 ラスベガスで毎年開催されるセキュリティカンファレンス「Black Hat USA」(以下、Black Hat)で、Wi-Fiプロトコルに関する欠陥とその実装に依存する欠陥「FragAttacks」が紹介された。攻撃は簡単にできるものではないが、悪性のDNSサーバに接続されたり、NATを超えてデバイスに侵入を許すなどインパクトは小さくない。20年ほど放置された欠陥であり、危険な脆弱性と言える。
記事 セキュリティ総論 セキュリティ専門家・名和氏が指摘、「穴だらけのテレワーク環境」5つの欠点 セキュリティ専門家・名和氏が指摘、「穴だらけのテレワーク環境」5つの欠点 2021/08/23 セキュリティ専門家・名和氏が指摘、「穴だらけのテレワーク環境」5つの欠点新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに急速に拡大したテレワークだが、十分な脆弱性対策がなされないまま、テレワーク移行を優先させた企業が多いことなどもあり、サイバー攻撃が増加傾向にあるという。それだけでなく、テレワーク環境にはサイバー攻撃を誘発する欠点が数多く存在するようだ。サイバーディフェンス研究所 専務理事 上級分析官の名和利男氏に、テレワーク環境におけるセキュリティ対策の最新トレンドや、対策のポイントを聞いた。
記事 ID・アクセス管理・認証 【事例】東邦ガス情報システムは、サーバ700台の「特権ID」管理をどう実現したか? 【事例】東邦ガス情報システムは、サーバ700台の「特権ID」管理をどう実現したか? 2021/08/18 東邦ガス情報システムは、東邦ガスの100%子会社として、東邦ガスおよびグループ各社のITを支えている。同社は、東邦ガスの事業を支えるさまざまなシステムを構築・運用し、長年に亘ってセキュリティの強化にも取り組んできた。同社がさらなるセキュリティ強化のテーマとして注目したのが、約700台を数えるサーバの「特権ID」管理だった。同社はなぜセキュリティ強化の対策として「特権ID」に着目したのか。同社が構築したシステムの詳細も含めて、プロジェクトを推進した担当者に話を聞いた。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 37%の組織がランサムウェアの被害に、最新レポートから知る被害実態と対策 37%の組織がランサムウェアの被害に、最新レポートから知る被害実態と対策 2021/08/13 ランサムウェアの被害が拡大している。直近では米国最大の石油パイプライン「コロニアル・パイプライン」が被害を受け、国内でも大手自動車会社やゲーム会社などの被害が相次いでいる。こうした中、英国のセキュリティ企業であるソフォスから「ランサムウェアの現状 2021 年版」が発表された。ここでは、レポートで報告されているランサムウェア被害の最新動向と対策について整理する。
記事 ファイアウォール・IDS・IPS WAFとは何かを専門家がわかりやすく解説、主要11社比較、導入メリットや他対策との違いを解説 WAFとは何かを専門家がわかりやすく解説、主要11社比較、導入メリットや他対策との違いを解説 2021/08/13 WAF(Web Application Firewall:ワフ)とは、その名の通りサイバー攻撃からWebサイトを防御するセキュリティソフトウェアの一種だ。ただ、他のセキュリティ対策であるファイアウォールやIPS/IDS(不正侵入検知・防御システム)と混同しやすく、わかりにくい面もある。本稿では、AkamaiやImpervaといった国内外のWAFの主要製品11社を紹介するとともに、WAFの役割とその仕組み、他のセキュリティ対策との違いを図解しつつ、WAFで防御できるサイバー攻撃の種類やWAFの種類について、S&J 取締役コンサルティング事業部長 上原 孝之氏監修のもと解説する。
記事 セキュリティ総論 高度化するランサムウェア攻撃、「何を」「どのように」守るのが正解か? 高度化するランサムウェア攻撃、「何を」「どのように」守るのが正解か? 2021/08/11 身代金要求型ウイルスと呼ばれる「ランサムウェア」による被害が増大している。ウイルス感染すると「ファイルを暗号化され開けなくなる」「MBR(HDDなどのストレージにある一部領域)が暗号化され操作できなくなる」「重要データが社外へ吸い上げられる」などの状況に陥り、解決するために「身代金(Ransom)」を要求される。企業は、この悪質なランサムウェア攻撃にどう対応するべきなのか。その鍵は「ファイルサーバの防衛」にある。
記事 セキュリティ総論 急増する東京五輪へのサイバー攻撃、だが一番危険なのは「便乗詐欺」だ 急増する東京五輪へのサイバー攻撃、だが一番危険なのは「便乗詐欺」だ 2021/08/10 紆余曲折の上、開催にこぎつけた東京オリンピック/パラリンピック。内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が各省庁や業界にサイバー攻撃の情報共有を改めて呼びかけているが、日本オリンピック委員会(JOC)へのランサムウェア攻撃など、いくつかのサイバー攻撃がすでに報じられている。しかし、これらの情報はよく見極める必要がある。
記事 セキュリティ総論 サイバー攻撃は「防げない」、インシデントから学ぶ「ゼロトラスト」な仕組みの作り方 サイバー攻撃は「防げない」、インシデントから学ぶ「ゼロトラスト」な仕組みの作り方 2021/08/03 近年、爆発的な広がりを見せるサイバー攻撃。手口の巧妙化や組織化が進む中、従来の「境界防御」によるセキュリティ対策には限界が見え始めた。企業の取るべき対策は、侵入前提の「ゼロトラスト・セキュリティ」へと大きく変化している。こうした変化において、企業のネットワークシステムはどのように進化すべきなのだろうか?
記事 セキュリティ総論 OTセキュリティ対策を専門家が現場目線で徹底解説、具体的アプローチや人の育て方は? OTセキュリティ対策を専門家が現場目線で徹底解説、具体的アプローチや人の育て方は? 2021/08/02 前編では、OT(制御技術)全般のセキュリティリスクや、インシデント発生時の社会的インパクトのほか、OTセキュリティ人材の育成と、全社的な危機管理体制の必要性について、名古屋工業大学 大学院 社会工学専攻 教授 渡辺研司氏に解説してもらった。後編では、具体的に現場ではどのような対策を取ればよいのか、制御システム/IoTセキュリティの対策におけるシステム・セキュリティ・マネジメントについて詳しく話を聞いた。
記事 ID・アクセス管理・認証 AWSユーザーがSIEMより先に検討すべき「ログ管理」とは? コスパを最大化する方法 AWSユーザーがSIEMより先に検討すべき「ログ管理」とは? コスパを最大化する方法 2021/07/30 クラウド活用やテレワークの推進によって、社内ネットワークと外部との境界線だけを防御する従来のセキュリティは通用しなくなった。すべてのトラフィックを信用せずに監査する「ゼロトラスト」の考え方が前提となる中、そこでは脅威の追跡を可能にする「ログ管理」が重要な役割を担う。今回は、多くの企業が利用するクラウドサービスのAWSを例に、ログ管理の注意点と、ゼロトラストなセキュリティ要件を満たすログ管理術を紹介しよう。
記事 セキュリティ総論 「Emotet終息」も安心できない理由 レポートから読み解くサイバー攻撃最新動向 「Emotet終息」も安心できない理由 レポートから読み解くサイバー攻撃最新動向 2021/07/28 猛威を奮っていたマルウェア「Emotet」は2021年1月、ネットワークのテイクダウン(C&Cサーバ停止)が行われた。しかし、ランサムウェアなどのサイバー攻撃被害は収まる気配がない。特にソーラーウィンズ社やKaseya社のインシデント事例からわかるように、ITソリューションの管理インフラへの攻撃など、バックドアやエクスプロイトの事案が増えている。本記事では、最新のサイバーセキュリティレポートや各種専門機関の開示情報を読み解き、サイバー攻撃最新動向を解説する。
記事 セキュリティ総論 すでに攻撃は始まっている…名工大渡辺教授が説く、工場や社会インフラに迫る危機 すでに攻撃は始まっている…名工大渡辺教授が説く、工場や社会インフラに迫る危機 2021/07/27 1 昨今、ITシステムだけでなく、工場などの制御システムを狙った深刻なインシデントが起きている。IoT(モノのインターネット)の進展に従い、OT(Operation Technology)のセキュリティ対策の重要性は高まっている。重要インフラのサイバーセキュリティに詳しい名古屋工業大学 大学院 社会工学専攻 教授 渡辺研司氏に話を聞いた。
記事 セキュリティ総論 巧妙に金銭をだまし取る「ビジネスメール詐欺(BEC)」の脅威、1度の被害額が数億円も 巧妙に金銭をだまし取る「ビジネスメール詐欺(BEC)」の脅威、1度の被害額が数億円も 2021/07/20 インターネットを介した詐欺などのニュースを耳にしても「自分はそんな目には遭わない」と信じている方は多いと思います。しかし、残念なことに悪意と悪知恵に満ちあふれた犯罪者たちは、今、この瞬間にも、あの手この手を使って、皆さんの大切な情報や財産を奪い取ろうと画策しています。今回は、近年、大企業であっても多額の損害を受けた「ビジネスメール詐欺(BEC:Business E-mail Compromise)」について解説します。
記事 セキュリティ総論 なぜ「特権アクセス管理」はゼロトラストの中核なのか、セブン&アイが導入した理由 なぜ「特権アクセス管理」はゼロトラストの中核なのか、セブン&アイが導入した理由 2021/07/14 テレワークの拡大で、従来の"境界型"のセキュリティ対策は限界を迎えている。代わりに注目されているのが、"ゼロトラスト"のセキュリティ対策だ。しかし、その中核にあるのが「特権アクセス管理」にあることを十分に認識している企業は、まだそれほど多くないかもしれない。従来、ガバナンスの文脈で語られることの多かった「特権アクセス管理」が、なぜゼロトラストでそれほど重要なのか。その理由と具体的な対策を解説する。
記事 ID・アクセス管理・認証 ゼロトラスト・セキュリティのカギを握るのが「IDaaS」である理由 ゼロトラスト・セキュリティのカギを握るのが「IDaaS」である理由 2021/07/12 デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展やテレワークの整備などにより、ネットワークセキュリティ対策の考え方も、すべてのトラフィックを疑わしいものとみなす「ゼロトラスト・セキュリティ」に注目が集まっている。こうした前提に立つと、「ID/アクセス管理」はより厳格なセキュリティ対策が求められる。ユーザーの認証強化と利便性提供を両立するための課題がどこにあり、どんなポイントを押さえながら次世代のID/アクセス管理を実現していけば良いかを探った。
記事 セキュリティ総論 ワクチン予約サイトの「大混乱」が他人事ではない理由、“脆弱性”をどう管理する? ワクチン予約サイトの「大混乱」が他人事ではない理由、“脆弱性”をどう管理する? 2021/07/09 防衛省によるワクチンの大規模接種が始まったとき、予約Webサイトの脆弱性を指摘する報道に対して、脆弱性の発見方法がサイバー攻撃ではないのか、通報の仕方が間違っているのではないかという議論が起きた。期せずして、米国ではCISAが連邦機関に対する脆弱性公開プログラムを6月からスタートさせている。脆弱性の通報やゼロデイの公開手順については、標準化されたものがあるが、この問題は新しい局面を迎えている。
記事 セキュリティ総論 脱「現場主義」のセキュリティを専門家が指南、Withコロナで構築すべき体制とは? 脱「現場主義」のセキュリティを専門家が指南、Withコロナで構築すべき体制とは? 2021/07/08 コロナ禍であっても、国内外でのサイバー攻撃は止まらない。だが一方で、リモートワークの急激な普及により、情報セキュリティ対策・インシデント対応は複雑化している。管理すべき端末は組織のネットワーク外にもあり、組織のメンバー同士が離れた環境で勤務する状況は今後も継続されるため、従来のような現場主義的なセキュリティ対応では対処できなくなっているのだ。東洋大学 情報連携学部 准教授でサイバーセキュリティの専門家としても活躍する満永拓邦氏が、Withコロナの時代に適応する、新たな情報セキュリティ体制の確立について解説する。
記事 セキュリティ総論 猛威を振るう「変異型」ランサムウェア、「二重の脅迫」で企業を追い詰める 猛威を振るう「変異型」ランサムウェア、「二重の脅迫」で企業を追い詰める 2021/07/05 2020年、猛威を振るったのが「新型ランサムウェア」です。いったん収まったかに見えましたが、再び被害に遭う企業が増加しています。直近では、攻撃を受けた米国のパイプライン企業や食肉加工の企業が身代金を支払ったとの声明を発表して、大きな社会問題となりました。新型ランサムウェアによる攻撃は、従来の標的型攻撃とは異なり、あらゆる企業がターゲットになります。今回は、猛威を振るう新型ランサムウェアの最新情報と攻撃から身を守る対策を紹介します。
記事 セキュリティ総論 “心の隙”を突くサイバー攻撃が急増、被害を抑え従業員の「行動を変える」方法は何か “心の隙”を突くサイバー攻撃が急増、被害を抑え従業員の「行動を変える」方法は何か 2021/06/30 ワクチンや給付金をかたったフィッシングメールなど、人の不安や恐怖につけ込んだサイバー攻撃が急増している。「通信相手を信頼せずに攻撃されることを前提とする」コンセプトを持つ“ゼロトラスト”のセキュリティ対策をはじめ、新たな製品やサービスも登場しているが、人間の心の隙を突く攻撃には、十分な対策ができているとはいい難い。こうした状況で、企業はどのようにリスクコントロールすればよいのだろうか。人に焦点を当てたセキュリティ対策と被害が発生した時の備えについて整理する。