記事 BI・データレイク・DWH・マイニング 【特集】IBMのBI「Cognos」で実現、成長戦略描くIT投資の勘所 【特集】IBMのBI「Cognos」で実現、成長戦略描くIT投資の勘所 2010/05/17 デフレの持続、新興国の台頭、新サービスの増加、ビジネス環境の激変など、日本企業を取り巻く環境は依然厳しい状況にある。一方で、景気回復がいよいよ本格化し、多くの企業が次を見据えて動き出している。こうした中、企業内にあるデータを活用し、企業の新事業創出・成長と、事業ごとのコスト削減の両立を後押しするべく、BI(ビジネス・インテリジェンス)事業に本格注力しているのが、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)と日本ビジネスコンピューター(JBCC)だ。本特集では、日本企業が今まさにどのような成長戦略を描いていけばよいのかを探っていく。
記事 経営戦略 ICTは社会インフラの革新を支える基盤へ、スマート化へのパラダイムシフト--野村総合研究所 桑津浩太郎氏 ICTは社会インフラの革新を支える基盤へ、スマート化へのパラダイムシフト--野村総合研究所 桑津浩太郎氏 2010/05/14 日本企業の弱点として「起業家マインドの欠如」がよく指摘される。米国で一定の成功をおさめたベンチャービジネス主導型モデルは、産業育成、国際競争力強化の面では高い評価を得た。その一方で、たとえば社会インフラをはじめとする「大型産業分野には必ずしも適さない」と、ベンチャービジネス主導型モデルの問題点を指摘するのは野村総合研究所(以下、NRI)情報・通信コンサルティング部長 主席コンサルタントの桑津浩太郎氏だ。桑津氏は、日本企業の強み、社会基盤構築においてICTが果たす役割について言及。日本企業はICTを活用して、どのように国際競争力を維持し、企業としての未来像を描けばよいのだろうか。
記事 モバイルセキュリティ・MDM セキュリティ強化・情報漏えい対策済みのビジネス向けパソコンを選ぶ セキュリティ強化・情報漏えい対策済みのビジネス向けパソコンを選ぶ 2010/05/14 自社にパソコンを導入する際は、コストを抑えることはもちろんだが、ビジネス用途で使う以上、セキュリティ対策もしっかりとした製品を選択したい。しかし、コスト削減とセキュリティ強化は両立できず、どちらかを諦めねばならない──と決めつけてはいないだろうか。そこで注目したいのが、日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)のビジネス向けパソコンだ。各種セキュリティ機能や管理機能を備えたツール群「HP ProtectTools」が、デスクトップ/ノートを問わず無償でバンドルされるからだ(注1)。パソコンを購入するだけで、ビジネスの現場で必要とされるセキュリティ・情報漏えい対策を施せる。
記事 クラウド 【GMOホスティング&セキュリティ事例記事】高い開発力を誇るホスティング業界最大手が「Parallels Automation」を使う理由 【GMOホスティング&セキュリティ事例記事】高い開発力を誇るホスティング業界最大手が「Parallels Automation」を使う理由 2010/05/11 業界トップシェアを独走するGMOインターネットグループで中核をなすGMOホスティング&セキュリティは、サーバホスティング業界の最古参として、1996年以来14年の実績と10万アカウントのユーザを誇る。確かな開発力を有する同社が、自社開発ツールではなく、パラレルスのオペレーション自動化ソリューション「Parallels Automation」を導入したのはなぜだろうか。同社のシェアードホスティング技術部 部長の大野将弘氏に話をうかがった。
記事 モバイルセキュリティ・MDM 【特集】コスト×セキュリティで選ぶビジネスパソコン ~イニシャルコストを抑え、管理や運用の手間を省く 【特集】コスト×セキュリティで選ぶビジネスパソコン ~イニシャルコストを抑え、管理や運用の手間を省く 2010/05/10 自社へのパソコン導入を考えたとき、どのような点を重視するだろうか。いくつかの調査結果を見ると、面白いことがわかる。パソコンについて企業が感じているさまざまな課題、その中で最も課題意識が高いのは、「セキュリティ・情報漏えい対策」だという。しかし、実際にパソコンを導入する段階ではどうか。この段階で最も重視されるのは「コスト」となる。セキュリティの課題は感じつつも、その強化はコスト削減に貢献しない、トレードオフだと考えられているのだ。そこで本特集では、コスト削減もセキュリティ強化も妥協しないビジネスパソコンの導入法を提案したい。その実現には、まずイニシャルコストを抑えることが重要だ。加えて各セキュリティ機能の一元管理ができること、運用が容易であることが挙げられる。具体的に製品を紹介していこう。
記事 システム開発総論 「ユーザー企業の分担が多いほどシステムの完成度は高くなる」--JUAS 専務理事 細川泰秀氏 「ユーザー企業の分担が多いほどシステムの完成度は高くなる」--JUAS 専務理事 細川泰秀氏 2010/05/10 2009年の情報化白書によれば、2002年以降、事業収益に占めるIT経費の割合は下落の一途をたどっている。システム開発のコスト削減要求が厳しさを増す中、オフショア開発が注目を集めているが、問題点も明らかになってきた。オフショア開発を有効に活用するにはどうしたら良いのだろうか。また、システム開発契約において、「請負か委託か」どちらが良いのだろうか。ユーザー企業の立場から長年にわたり日本のIT産業を見てきた社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)の専務理事 細川泰秀氏に伺った。
記事 物流管理・在庫管理・SCM ASJ、楽天市場およびAmazonなどの複数店舗一元管理システム提供開始 ASJ、楽天市場およびAmazonなどの複数店舗一元管理システム提供開始 2010/05/06 ASJは5月6日、自社ネットショップと楽天市場、AmazonおよびYahoo!ショッピングなどの複数サイトでの受注や在庫の管理を一元管理できるシステムの提供を開始すると発表した。
記事 IT戦略・IT投資・DX 「日本の未来のために今こそ立ち上がるべき」--楽天の三木谷浩史氏とソフトバンクの孫正義氏が対談 「日本の未来のために今こそ立ち上がるべき」--楽天の三木谷浩史氏とソフトバンクの孫正義氏が対談 2010/04/28 ゴールドマンサックスの試算によれば、2006年は世界のGNPで日本が占める割合は12%だったが、2050年には3%まで下落する見込みだ。日本の存在感が希薄化する中、本格的な復活を果たすにはどうすればよいのだろうか。EC(電子商取引)の規制緩和の重要性、クラウド+光の可能性、日本企業にとってのビジネスチャンスはどこにあるのか。楽天 代表取締役会長兼社長 三木谷浩史氏とソフトバンク 代表取締役社長 孫正義氏が登壇、対談した。
記事 クラウド 【使えるねっと事例記事】小規模企業でクラウドサービスを成功させるカギ ~サービス設計やマーケティングに注力するための自動化ツール~ 【使えるねっと事例記事】小規模企業でクラウドサービスを成功させるカギ ~サービス設計やマーケティングに注力するための自動化ツール~ 2010/04/22 従業員わずか30名程度、長野県にある小さな会社ながら、先駆的なサービスを次々と打ち出して飛躍的に成長し、レンタルサーバ業界において大きな存在感を放つのが、使えるねっとだ。1999年の創業以来、ユーザ目線で「使える」サービスの提供に努めてきた同社は、まだクラウドというキーワードが流行の兆しも見せない2005年から、仮想専用サーバのサービスを提供している。こうした成功の背景には、パラレルスの仮想サーバ管理製品の導入による、徹底したサーバ管理の省力化があった。
記事 IT戦略・IT投資・DX IT投資がもたらした米国経済の「健全な10年」:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(17) IT投資がもたらした米国経済の「健全な10年」:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(17) 2010/04/19 前回も述べたように、1990年代序盤まで、米国ではITによる生産性の向上に懐疑的な見方が蔓延していたが、1990年代中盤以降になると、産業界の実感としても、研究者たちの実証分析でも、プラスの効果が確認されるようになった。この背景には、1991年3月から2001年3月まで続いた戦後最長の景気拡大があったが、その原動力こそ、企業のIT投資であった。日本経済が「失われた10年」に陥ったころ、米国経済は「もっとも健全な10年」を経験したのである。
記事 ITコスト削減 SaaS、仮想化、OSS、SOAはITコスト削減に寄与したのか、成功企業のベストプラクティスを探る--大和総研 大村岳雄氏ら SaaS、仮想化、OSS、SOAはITコスト削減に寄与したのか、成功企業のベストプラクティスを探る--大和総研 大村岳雄氏ら 2010/04/08 本格的に普及してきた感のある「SaaS」「仮想化」「オープンソースソフトウェア(OSS)」「SOA」だが、効果的に活用できている企業もあれば、そうでない企業もある。なぜそうした違いが生まれるのだろうか。日々メディアでは、華々しい成功事例で賑わっているが、実際のユーザー企業はこれらのテクノロジーが万能ではないと理解したうえで、したたかに利用しているようだ。大和総研 情報技術研究所 所長 大村岳雄氏、大嶽怜氏、相川弘行氏に、上場しているユーザー企業の情報システム部門が抱える課題や、今後の指針について、話しを伺った。
記事 IT戦略・IT投資・DX マイクロソフト、企業向けにIT基盤の現状分析と成熟度評価を行う「IT基盤無料診断ツール」を提供 マイクロソフト、企業向けにIT基盤の現状分析と成熟度評価を行う「IT基盤無料診断ツール」を提供 2010/04/05 マイクロソフトは5日、企業内のIT基盤の現状分析と成熟度評価を行う「IT基盤無料診断ツール」を、同社のWebサイトを通じて提供開始すると発表した。
記事 IT戦略・IT投資・DX 日本のIT競争力が世界21位に後退、ビジネス利用は世界3位と高評価 日本のIT競争力が世界21位に後退、ビジネス利用は世界3位と高評価 2010/03/26 世界経済フォーラム(World Economy Forum)は、「2009-2010年世界ITレポート(The Global Information Technology Report 2009-2010)」を発表した。日本のIT競争力は21位で昨年の17位から後退した。
記事 政府・官公庁・学校教育 政府が進めるIT戦略の重点戦略は3つ、電子行政、医療、クラウド--政府CIOの設置も 政府が進めるIT戦略の重点戦略は3つ、電子行政、医療、クラウド--政府CIOの設置も 2010/03/19 鳩山由紀夫首相が本部長をつとめる政府の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)は、高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部で、新たな情報通信技術(ICT)戦略の骨子(案)を明らかにした。
記事 サーバ 2009年の国内PCサーバ出荷台数は前年比12.7%減と過去最大の減少率、シェアトップはNEC 2009年の国内PCサーバ出荷台数は前年比12.7%減と過去最大の減少率、シェアトップはNEC 2010/03/18 MM総研は18日、2009年(1~12月)のPCサーバ国内出荷実績をまとめた。それによると、国内PCサーバ市場は、前年比12.7%減の49万3725台で1996年の統計開始以来、過去最大の減少となった。出荷金額は、前年比14.1%減の1,850億円、出荷平均単価は37.5万円と前年比5,000円の減少に留まった。
記事 IT戦略・IT投資・DX ITは生産性向上に寄与していない?:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(16) ITは生産性向上に寄与していない?:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(16) 2010/03/17 前回ご紹介したソローの書評は、バラ色の情報化社会論と現実とのギャップを感じはじめていた人びとの関心をひきつけ、ITと生産性の問題が学界や産業界で広く注目されるようになった。ただし、生産性論争が盛んになるにつれて、「Why?」というソローの深い問いかけは、次第に「YesかNoか」という極端な問題設定に変化していった。今回は、当時の時代背景とそこで繰り広げられた議論の変遷をみていこう。
記事 データセンター・ホスティングサービス 2010年にデータセンターの大幅変更を考える日本企業は35%、パブリッククラウドには消極的 2010年にデータセンターの大幅変更を考える日本企業は35%、パブリッククラウドには消極的 2010/03/16 シマンテックは16日、2009年11月に、全世界の1780社に対して、データセンター活用に関する調査を行い、その結果を発表した。調査は1年に1回行われ、今年で3回目を迎える。米調査会社Applied Research社が手がけた。
記事 IT戦略・IT投資・DX アビームコンサルティング、「ビジネスに貢献するIT部門への変革」調査レポートを発表 アビームコンサルティング、「ビジネスに貢献するIT部門への変革」調査レポートを発表 2010/03/16 アビームコンサルティングは16日、「ビジネスに貢献するIT部門への変革」調査レポートを発表した。同レポートは、企業のIT部門のトップにインタビュー調査を実施し、IT部門の組織・人材について各社が抱える課題と取り組みを探り、改革に向けた提言も行われている。
記事 IT戦略・IT投資・DX 日本のCIOはコスト削減重視、世界のCIOはビジネスプロセス改善重視--ガートナー調査 日本のCIOはコスト削減重視、世界のCIOはビジネスプロセス改善重視--ガートナー調査 2010/03/09 ガートナー ジャパンは9日、米ガートナー・エグゼクティブ・プログラムが1月上旬に発表したグローバルのCIO調査とあわせて、日本のCIOへの調査結果も発表した。
記事 ERP・基幹システム 【事例】国際化、標準化を背景にフルスクラッチからERPパッケージに全面移行。新システム導入の決め手とは 【事例】国際化、標準化を背景にフルスクラッチからERPパッケージに全面移行。新システム導入の決め手とは 2010/03/08 マウスやキーボートをはじめとするOAサプライ製品メーカーとして著名なエレコム。2006年11月にはJASDAQに上場し、順調にビジネスを拡大してきた同社は、2007年にはPCアクセサリの販売を手がける独ednet AGを買収するなど、積極的な海外展開でも知られている。同社がオラクルのERPパッケージ JD Edwards EnterpriseOneの導入を決断した背景には、「ジャパン・クール」をキーワードに積極的な海外展開を図り、グローバル企業を目指す同社の戦略があった。
記事 M&A・出資・協業・事業承継 日本IBMとIBCS統合で、企業の変革を一貫してサポート 日本IBMとIBCS統合で、企業の変革を一貫してサポート 2010/02/25 日本IBMとIBM ビジネスコンサルティング サービス(IBCS)は、4月1日付けで統合する。
記事 IT戦略・IT投資・DX ソロー・パラドックスとは何か:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(15) ソロー・パラドックスとは何か:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(15) 2010/02/23 ミクロ経済学の応用として緻密な論理が積み重ねられた「情報経済学」と気宇壮大な文明論にまで広がる「情報化社会論」との間には埋めがたい溝があった。この状況に転機をもたらしたのが「ソロー・パラドックス(Solow Paradox)」だ。ノーベル経済学賞を受賞したロバート・ソローの鋭くも軽妙なコメントによって、米国でも生産性論争が湧き起こり、情報に関する経済論議を生産性分析や経済成長論といった主流派のマクロ経済学者が興味をもつ領域に導いた。今回はその起源と背景をみることにしよう。
記事 プロジェクト管理・ワークフロー管理 【連載・全3回】なぜシステム導入プロジェクトの70%は遅延、予算オーバーとなるのか(3) 【連載・全3回】なぜシステム導入プロジェクトの70%は遅延、予算オーバーとなるのか(3) 2010/02/17 過去2回、企業にとってシステム関連コストやシステム・プロジェクトは、そのコスト支出や投資の意思決定が高度化できないという意味で経営管理上の宿命ともいうべき弱点になっているという現状、またその根本原因はシステム関連コスト(特に投資)には、経営と当該(ユーザー)部門の間にシステム部門という第3のステークホルダーが存在し、カネの支出と成果を出す部門が一致しないこと、また各ステークホルダーの思惑がバラバラで、本来目標とすべき“戦略的投資”の象限にたどり着けない(そこから離れる力がはたらく)ことにあることという問題提起をしてきた。最終回の今回はこの問題の解決に向け、経営者は何をすべきかを考察してみたい。
記事 グループウェア・コラボレーション 「戦略的IT投資で、創造性ある情報共有基盤づくりを」――アイ・ティ・アール 舘野氏インタビュー 「戦略的IT投資で、創造性ある情報共有基盤づくりを」――アイ・ティ・アール 舘野氏インタビュー 2010/02/05 厳しい経済状況が続くなか、コスト削減の波はIT予算にも及んでいる。その結果、資源を集中させ戦略性あるIT投資を行う企業とそうでない企業とが、明確に二分されていくだろうとアイ・ティ・アール シニア・アナリストの舘野真人氏は予測する。真に役立つIT投資を行い“勝ち組”となるには、どのような分野に投資し、何に留意すればよいのか。2月18日開催のセミナー「Notesマイグレーション実践講座」で基調講演に登壇する舘野氏に話を聞いた。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 「縦割り、現場偏重のシステムはグローバル化に対応できない」--NTTデータ 代表取締役副社長執行役員 榎本 隆氏 「縦割り、現場偏重のシステムはグローバル化に対応できない」--NTTデータ 代表取締役副社長執行役員 榎本 隆氏 2010/02/04 日本企業のグローバル化が課題となっているが、それは国内のITベンダーやシステムインテグレータも同じこと。1990年代の失われた10年を取り戻すため、システムインテグレーション最大手のNTTデータはどのようなビジョンを描くのか、NTTデータ 代表取締役副社長執行役員 榎本 隆氏が語った。
記事 IT戦略・IT投資・DX 2010年のCIOの優先事項トップ10に大幅変化、「ITによる革新がますます重要に」米ガートナー 2010年のCIOの優先事項トップ10に大幅変化、「ITによる革新がますます重要に」米ガートナー 2010/01/29 2010年のIT予算は、8.1%削減となった2009年よりは増加するものの基本的に横ばいで、世界の増加率は荷重平均で1.3%になる見通しとなった。米ガートナーのエグゼクティブプログラム(EXP)の調査によれば、2009年度まで5年連続でビジネス課題1位になっていたビジネスインテリジェンス(BI)は5位に後退するなど、大幅な変化があった。
記事 ERP・基幹システム 【特集】製造業におけるIT投資と活用のツボ 【特集】製造業におけるIT投資と活用のツボ 2010/01/28 国内市場が成熟化し、その成長が頭打ちを迎える中、BRICsなどの新興国をはじめ、海外市場の重要性は年々増している。とはいえ、各国の状況に合わせてシステムを構築していたのでは、コストもかかるし、激変する競争環境に対応できない。日本でも導入が明らかになったIFRS(国際会計基準)対応を含めて、どのように国際化の波を乗り切るべきだろうか。本特集では、製造業における導入事例やITツールの紹介を通して、製造業のIT投資と活用のツボを探っていく。
記事 IT戦略・IT投資・DX 情報化のパラドックス:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(14) 情報化のパラドックス:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(14) 2010/01/15 かつて文明論、未来論的に語られてきた「情報化社会」は、概念の整理と数値化の努力によって、定量的な実態解明がなされるようになった。ところが、実証分析が深まるうちに、「情報化の進展は本当に発展といえるのか」という思いがけない疑問が生まれた。情報化が進めば経済成長が鈍化するという分析結果が導かれたからだ。今回はこの「情報化のパラドックス」について解説しよう。
記事 IT戦略・IT投資・DX IT Savvy、企業がITから最大価値を引き出す方程式--MIT CISR会長Peter Weill氏 IT Savvy、企業がITから最大価値を引き出す方程式--MIT CISR会長Peter Weill氏 2010/01/08 IT Savvyとは、ITを戦略的に活用できている企業のことを指す言葉として、昨今注目を集めているキーワードだ。同語を提唱したマサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営学大学院の情報システム研究センター(CISR)会長兼シニア科学研究員Peter Weill氏が、IT Savvyな企業とはどのような企業か、また、IT Savvyな企業になるにはどのようにしたらよいのか、セブンイレブン・ジャパン、BMW、P&Gなどの事例をもとに紹介した。