- 2006/05/31 掲載
「株式投資に費やす時間は1日平均44分」、個人投資家の投資動向と意識に関するアンケート
ヤフーとインテージは共同で、全国20歳以上の男女を対象とし、5月18日から5月22日にかけて、個人投資家の投資に関する意識調査を実施した。
<調査の概要>
調査期間 : 5月18日(木)~5月22日(月)
調査対象 : Yahoo!リサーチ・モニターのうち、20歳以上の男女
調査方法 : ウェブ上でのアンケート調査
回答者数 : 546名
性別構成比:男性-49.3%、女性-50.7%
世帯別構成比:20代-23.4%、30代-24.9%、40代-24.2%、50代以上-27.5%
<集計結果>
・現在を含め、過去1年間に株式投資をしたことがある人(以下、個人投資家)は、全体の29.9 %。
・個人投資家のうち、およそ2人に1人(50.9%)が、株式投資をする際に「勉強している」との自負がある。
・個人投資家は、1日平均44分を株式投資に費やし、「勉強している」と回答する人ほど、1日平均の時間が長い。2006年度の投資金額は平均315.9万円で、昨年度平均の314.1万円とほぼ同レベル。世帯所得と投資金額に相関性は見出せなかった。
・個人投資家の情報源は、市販の新聞や会社情報、証券会社など、第三者からの情報が多く、IR情報を直接入手しているのは、5人に1人(20.9%)。株式投資の際には、50%以上の個人投資家が、「財務データ」、「事業内容」、「株主への利益還元」を重視する一方、4人に1人(24.5%)が「直感・生活の中のヒント」を重視している。また、経営者・社員を投資基準として重視する人は5.5%にとどまった。
・個人投資家のうち87.7%が投資金額を同等か増額して投資を継続すると表明しており、株式投資への高い関心が示された。今後、改善を望む分野として、個人投資家からは、「各種手数料の引き下げ」(71.2%)、「景気のさらなる好転」(52.1%)、「企業経営の透明性改善」(44.8%)があげられ、「銀行等での株式売買の解禁」への期待は、8.6%にとどまった。「監査法人の適正な業務執行・信頼回復」、「取引所の信頼回復」にも3割以上の個人投資家が関心を寄せている。
・個人投資家の投資に対する責任については、個人投資家の74.9%が「自己責任」、24.5%が「一定範囲保護されるべき」と考えていることが分かりました。過去1年以内に株式投資経験がない人の割合は、それぞれ59.0%、38.1%。年齢層が上がるほど、自己責任論が強い傾向も判明している。
・投資金額の半分も回収できないような株価の下落を経験した場合、「しばらく静観してから態度を決める」(59.5%)、「保有し続ける」(23.9%)、「即売却する」(14.1%)としており、長期保有を前提にした株式投資をしている傾向が判明した。
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