- 2006/06/19 掲載
雪印乳業、100億円投資して北海道に新工場建設
雪印乳業は、中期経営計画における重点施策として、チーズ事業強化のため「ナチュラルチーズへの重点投資」を掲げている。
その一環として、国産ナチュラルチーズの生産体制を強化するため、新工場の建設および、既存工場の製造ラインの増強を決定した。
近年の食の多様化にともない、乳製品においては、特にナチュラルチーズへの関心が高まっている。一方、行政における酪肉近代化基本方針に基づき、酪農・乳業の国際競争力強化策の実施が求められている。
このため、雪印乳業では、世界トップレベルの品質水準である北海道の生乳を原料とするナチュラルチーズの増産を通じて、国内チーズ市場のさらなる拡大と市場における優位性を確固たるものにすることを目的とし、日本人の嗜好にあった多様なチーズを生産する体制を構築することとした。
具体的には、中標津工場敷地内に新工場を建設するとともに、大樹工場において製造ラインを増強、北海道での国産ナチュラルチーズ生産体制を強化する。この2工場で30万トン規模の生乳処理能力を確立し、フレッシュ系から熟成ハード系まで、高品質の国産ナチュラルチーズを幅広く供給できる体制を構築するという。_
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