ソニー、欧州における液晶テレビ「ブラビア」の生産体制を年300万台に

　急速な拡大が見込まれる欧州の液晶テレビ市場に向けて強力な供給体制を構築、この新工場では年間300万台の液晶テレビ生産体制を整える。稼動時期は2007年9月を予定し、フル稼働時には3000人の従業員を抱え込む。
　現在、欧州におけるソニ－の液晶テレビ生産工場は、スペイン・バルセロナおよびスロバキア・トゥルナバの2カ所にあるが、新工場の稼動開始後、トゥルナバ工場における液晶テレビ生産は終了するという。
　ニトラに設立を予定している新工場は、トゥルナバ工場に近接しており、同工場が持つ優秀な人材と最新の設備を最大限に活用できるという。

ソニー 取締役 代表執行役 副社長 井原勝美は次のようにコメントしている。
　「スロバキア、トゥルナバでテレビの生産を始めてから10年経った今、欧州におけるソニーの液晶テレビビジネスのさらなる拡大に対応すべく、ニトラで新工場を建設できることを光栄に思います。安定した供給体制に加え、ソニーの＜ブラビア＞が持つ最先端の技術や機能、デザインの優位性を生かし、当社は液晶テレビのリーディングブランドとして、欧州での事業を強力に推進してまいります。」