米マイクロソフトは米国時間の6日、次期OSであるWindows Vistaの最終評価版として「Windows Vista RC2（リリース候補版2）」を発表した。RC2は、一般に公開される最後のWindows Vistaとなる模様。ただし、RC1のように広く公開するのではなく、RC1の利用者や開発者向けのMSDN、TechBeta、Technetなどの会員向けに公開される。

　同社はWindows Vistaの一般向け販売を年末商戦から2007年1月へ延期していた。しかし、当初予定していなかったRC2のリリースによって、正式版の公開は再度延期の可能性が出てきた。同社のCEOであるスティーブ・バルマー氏も5月の来日の際に、Windows Vistaの延期を容認するともとれる発言をしている。ボリュームライセンス版のリリース（11月を予定）を目前に控え、現行の遅延状況からの回復は困難との指摘があるなど、リリース時期は未だ不透明なままだ。