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- 2026/11/03 11:35 掲載
GMO初会見、26,739件に影響か 脆弱性の指摘は経営に届かず…「報告基準」が問われる
会見での説明として報じられた内容によると、攻撃者は8月5日に顧客のVPS(仮想専用サーバ)環境へ入り、管理者アカウントを窃取した。8月17日には管理サーバに侵入。9月20日から10月14日にかけて、顧客のVPSにマルウェアを配布したという。
GMOが調査を始めたのは10月20日。侵入から調査開始までは長く、約2カ月半にわたり侵入に気付かなかったことになる。影響の可能性があるサーバは26,739件。攻撃者が要求した80億円は、拒否したとしている。
会見ではまた、事故以前の対応についても説明した。2024年にグループ会社のGMOサイバーセキュリティ byイエラエが脆弱性を指摘していたことも明らかにした。同年4~5月に緊急メンテナンスを4回行ったものの、その対応は「深さと速さの両面で不足」だったと認めた。
この指摘は熊谷会長に上がっておらず、取締役会へ上げる基準もなかったという。事前の指摘が経営の判断の場に届いていなかったことになる。
役員報酬の減額率は役員ごとに異なる。熊谷正寿氏が30%、伊藤氏が25%、山下氏と児玉氏が各20%で、期間は3カ月間。12月支給分からで、事故前の経緯の調査を終えた後に、責任を改めて検討するとしている。
では、2024年に出ていた脆弱性の指摘は、なぜ経営に届かなかったのか。そこには、緊急メンテナンスを重ねても残った「ある盲点」と、取締役会に上げる基準をめぐる、見過ごせない論点がある。
・緊急メンテナンス4回でも埋まらなかった、現場対応の穴
・「基準がなかった」が意味する、重大な指摘の行方
・自社で今すぐ点検したい、報告ルール3つの問い
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