- 2006/12/13 掲載
品質向上が急務の自動車業界、YDCが業界初のトレーサビリティと統計解析処理を実現
ワイ・ディ・シー(東京・府中市)は自動車の製造工程向け品質管理パッケージ製品「SONAR for Automotive industry(以下、SONAR fAi)」の販売を開始する。
自動車業界では、品質向上が必須の課題であり、その実現としてトレーサビリティの確立が急務となっている。トレーサビリティの確保は現在でも義務付けられているが、現在は紙ベースで行われ、工程毎に分散管理されている。また、品質向上のための統計解析も行われているが、一元管理されたデータベースが存在しないため、解析に多くの時間を要していた。
「SONAR fAi」はこうした課題を解決する。従来は工程別に管理されていた品質情報を、統合的に管理する。そのため製造履歴情報の迅速なトレースが可能になる。不良品の早期発見が可能だ。また、大量のデータ解析に対応できる独自のアルゴリズムを組み込むことで、これまでの10倍以上という高速データの解析を実現。解析結果は日報、月報などさまざまな形式で出力できるほか、わかりやすいグラフで表示することも可能だ。トレーサビリティと統計解析の両方を可能にした業界で初めての製品となる。
これによって、必要な情報に辿りつくまでの時間短縮による生産性向上、工程や工場をまたいだ情報活用による品質向上とノウハウの蓄積-といったメリットを得ることができる。
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