- 2006/12/25 掲載
経産省、次世代検索・解析技術に46億円、中小企業IT化に6億円--2007年度予算案
経済産業省は12月25日、2007年度の予算案の概要を発表した。
発表によると、一般会計予算全体は前年比99%の361億円で微減。ただし、新サービスの創出や中小企業の活性化を目的に、科学技術関係経費は対前年比1.4%増の1,461億円、中小企業対策費は格差是正のため対前年比3.4%増となる1,245億円となった。
また、新市場を開拓するイノベーションの創出として4つのカテゴリに分けて新規予算を発表。「夢のある商品・サービスの創造につながる研究開発」は、次世代知能ロボットに19億円、次世代自動車など向け電池に49億円、がん対策など先進医療技術に26億円などを計上。
2つめは「異分野の知識・技術の融合を促す研究開発」で、光触媒技術とナノテクの融合で、環境浄化・省エネ型の新材料を開発するプロジェクトに11億円、異分野異業種融合ナノテク応用支援に18億円、希少金属代替材料の開発に11億円を計上する。
3つめは「未来の情報化社会の基盤を支える技術の開発」で、ITを通じたコミュニケーションニーズに応える情報検索・解析技術の開発、サービスの普及を促す「情報大航海プロジェクト」に46億円が計上される。
最後は「イノベーションを加速化させる研究開発関連活動の促進と環境整備」で、研究開発やその実用化、知的融合支援などにおおむね前年度以上の予算が割かれる。
そのほか、地域・中小企業向けの活性化用予算が増額され、「地域資源を活用した中小企業の活性化」に101億円が新たに設けられ、中小企業のIT化には前年度比20%増となる6億円が計上された。
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