- 2006/12/26 掲載
【国内デジタル複合機市場調査】「デジタル複合機とカラー化はともに進展する」
・デジタル複合機(MFP:Multi Function Peripheral)の出荷台数は、前年同期比7%増 ・カラー機比率は出荷台数ベースで54%に拡大 ・A4機は、出荷台数比で15%を占めるまでに成長 |
IDC Japanは、国内デジタル複合機の2006年第3四半期(7~9月期)の市場規模の実績を発表した。結果によると、プリンタ機能に加えて複写機能、スキャナー機能など、コンピュータとの連携機能を備えたデジタル複合機全体の出荷台数は16万台で、前年同期比7%の増加となった。
当四半期では、企業の業績回復による既存製品の活発なリプレイスが主な動きとなった。ユーザー企業はリプレイスを検討する際、従来のコピー機能優先から、プリンタ機能、スキャナー機能などコンピュータとの接続性も考慮して選択しており、これが出荷台数の増加に反映されているとIDCではみている。
また、デジタル複写機ベースの複合機も前年同期と比較して4%増加している。デジタル複写機全体に占めるデジタル複写機ベースの複合機の割合は81%と前年同期の74%から7ポイント増加した。さらに、デジタル複合機のカラー化も進んでおり、2006年第3四半期のカラー機の出荷台数比は54%と、前年同期の51%から3ポイント増加した。また、A4デジタル複合機は、出荷台数で前年同期比6%増となっており、デジタル複合機においてその割合を15%にまで高めている。
IDC Japan プリンター リサーチマネージャーの坂田信之氏は、「企業のネットワーク化が進み、コピー機能よりも、プリンターとしての利用が広がっている。さらに、顧客向け資料のカラー化ニーズも高まりつつある。デジタル複合機とカラー化はともに今後も進展するであろう」と述べている。
![]() Source: IDC Japan, 12/2006 |
国内MFPの出荷台数比推移、2005年第3四半期~2006年第3四半期
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