- 2007/01/24 掲載
世界最大医薬品メーカーの米ファイザー、大規模リストラ策を発表
世界最大の医薬品メーカーファイザー社(米国ニューヨーク)は現地時間の22日、アナリストミーティングの席上で、ファイザーの研究所と人員に関する発表を行った。
まず研究所に関しては、米国にある3研究所(アナーバー、エスペリオン、カラズマー)とフランス(アンボワーズ)、日本(名古屋)にあるそれぞれ1箇所の研究所、計5ヶ所を閉鎖する。これは、米国本社が策定した変革プランに基づき、グローバルなR&D組織のリストラの一環として行うという。
閉鎖に向けたスケジュールや、研究所職員の処遇などは現在検討中で、後日決定する。
次に人員に関しての発表内容だが、こちらは現在のグローバル100,000名体制を2008年末までに10%削減するというもの。この中には、米国とヨーロッパの営業組織がそれぞれ20%ずつ含まれている。日本においては、医薬品事業の15~20%を削減するという。
ファイザーの会長兼CEOであるキンドラー氏と新経営陣は、過去6ヵ月間にわたり、ファイザーが急激に変化している世界の事業環境に素早く対応するために何をすべきか、世界中の事業の全てを戦略的に見直してきた。今回の研究所の閉鎖や人員規模の適正化は、変革プランの一環だという。
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