- 2007/02/15 掲載
GDP、実質4.8%増、事前予測を大幅に上回る
内閣府は15日の午前9時前、2006年10~12月期の国内総生産(GDP)を発表した。速報によると、物価変動を除いた実質で前期に比べ1.2%増、年率換算で4.8%増となった(名目は年率で5.0%増)。事前の市場予測は3.9%で大幅に上回った。これで四半期ベースでは、8期連続でプラス成長となった。
GDPの内外需別の寄与度は、国内需要が年率で4.0%、財貨・サービスの輸出から輸入を差し引いた純輸出が0.2%だった。
この発表を受けて、本日の日経平均株価は急伸、一時17,911.58円まで買われた。前場は、プラス92.33円の17,844.97円で引けている。
経済全体の物価動向を示すGDPデフレーターは、10-12月期でマイナスの0.5%(前期はマイナス0.7%)、国内需要デフレーターは、マイナス0.1%(前期はプラス0.2%)だった。この数値をうけて、来週、20、21日に開かれる日銀の金融政策決定会合(日程はこちら) で金利の引き上げ議論がどう動くかに注目が集まる。
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