- 2007/02/21 掲載
JCB、海外の非接触IC決済にVisaの仕様共用
ジェーシービー(以下、JCB)とビザ・インターナショナル アジア太平洋地域(以下、Visa)は、海外の非接触IC決済仕様の共用化に関して提携し、Visaが定める非接触IC決済端末仕様を、JCBが海外向けに開発中のグローバル非接触ICプログラム「J/Speedy(ジェイスピーディー)」に採用することで合意したと発表した。
今回共用化に合意した非接触IC決済の端末仕様は、国際標準として定められた非接触ICカード決済における通信技術仕様である「ISO/IEC 14443」に準拠。また、本仕様を採用したVisaの非接触ICプログラム「VisaWave」は、接触ICカードの規格として国際的なデファクトスタンダードとなっているEMVの概念に基づく。
今回の両ブランドの提携は、JCBとVisaがグローバルに展開する非接触IC決済サービスの仕様を共用化することで、決済端末およびリーダーライタの開発コストおよび設置コストの削減が可能となり、両サービスを導入する加盟店の拡充を進め、非接触IC決済の普及を図るという両者の意向が一致し、実現したもの。
今後JCBは、グローバル非接触プログラム「J/Speedy」の開発・検証をすすめるとともに、2007年春より、すでに「VisaWave」が広く採用されている台湾をはじめとするアジア地域を対象に、順次「J/Speedy」の利用可能店舗拡大に取り組む方針。
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