- 2007/02/22 掲載
ソフトブレーン、日本企業の中国生産工場で管理システム導入を促進
ソフトブレーンの子会社ソフトブレーン・オフショアは22日、子会社であるオフショア開発拠点の軟脳離岸資源(青島)有限公司(中国山東省)が、青島光和精工有限公司(中国山東省)の生産管理システムを受注、開発したと発表した。
中国にある日本企業の生産工場の多くは、生産管理システムの構築までは至ってなく管理されていない、もしくは管理されていても紙ベースやエクセルに対応しているのが現状である。また、生産管理システムを導入したくても、コスト削減の問題で導入できていない企業が多数あるという。
青島光和精工も上記のような状況だった。各工程での生産データは担当者がエクセルで管理しているため、データの重複入力による作業量が多く、入力ミスも少なくなかった。また、生産データが一元管理されていないため、各工程を一覧にして生産状況の確認をするまで非常に時間が掛かっていた。受注が多品種小ロットになっていく中で、この問題は経営課題の一つになっていたという。
このような状況から、一昨年12月にオフショア開発拠点として設立された軟脳離岸は、中国語に対応する簡易生産管理システムを開発した。既存のパッケージソフト導入も検討したが、青島光和精工が必要とする機能に絞り、かつ、業務を完全にカバーするためにスクラッチ開発を選択したという。また、ソフトブレーングループで培ってきた開発実績からサポート面での信頼性も今回の開発を軟脳離岸へ発注した大きな理由となっている。同社では2006年にこのシステムを導入し、本年1月より本格稼動している。
このシステムの導入により、受注から生産指示、材料需要予測、生産組織、完成品管理、請求までの業務を網羅することができるようになったという。生産データの一元管理により、生産状況のリアルタイムな見える化が実現し、適切な材料の発生、生産計画を行うことが可能になったという。
関連コンテンツ
PR
PR
PR