- 2007/02/26 掲載
丸紅、おサイフケータイから本人属性と位置情報を確認
丸紅ソリューション(MSOL)は26日、NTTドコモのおサイフケータイ(Felica搭載携帯電話)に対応したリーダーライター「ラピナビ」を販売開始すると発表した。
ラピナビにおサイフケータイをかざすだけで、Webへの誘導、メール配信、クーポンや店頭案内の配布等、あらかじめパソコンや携帯電話から設定した任意の操作を自動で実行させることができるという。
ラピナビ独自の機能として、利用者がおサイフケータイをかざした時、本人の属性と位置情報を特定することができる。おサイフケータイには、それぞれ固有のID番号(フェリカID)を持ち、ラピナビの端末にもそれぞれ端末IDと、利用者がかざした回数のカウンター情報を持っている。ラピナビは、この3つの情報を暗号化し、利用者個別に一回限りのURL(ワンタイムURL)を生成する。センター側で、このワンタイムURLを分析し、それぞれの利用者のフェリカIDをデータベース化していれば、「誰が」通信してきたかがわかるという。
加えて、ラピナビ端末がどこの場所へ設置されているかを把握していれば、どの場所から通信されたかを特定することができる。カウンター情報は、利用者がブックマークなどの履歴接続で通信しているかどうかを判別する。これにより、「初めての利用者かどうか」や「誰が」、「どこから」通信してきたかを認識することができ、利用者の位置情報に基づくマーケティングやニーズに合った情報配信ができる。たとえば、おサイフケータイをラピナビにかざした利用者が、初回であれば会員登録画面を表示したり、2回目以降であればセールなど特典情報を時刻や場所に合わせ配信したりすることを実現するという。
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