- 2007/02/26 掲載
アラクサラら2社、クライアントPCの不正接続防止の検証に成功
アラクサラネットワークス(神奈川・川崎市)と日立ソフトウェアエンジニアリング(東京・品川区)の2社は26日、ON-APIを利用し、通常のネットワーク認証手順をすることなく、クライアントPCの不正接続を防止するアクセス制御技術の検証に成功したと発表した。両社は、アラクサラが提唱するオープン・オートノミック・ネットワーキング(OAN)コンセプトに基づき、Webベースでのネットワーク制御の有効性について共同で研究を行ってきたが、今回の発表はその成果だという。
一般的に、クライアントPCがネットワークに接続する際、IEEE802.1XやWeb認証等による接続時のネットワーク認証が広く行なわれている。一方、今回の検証は、クライアントPCの状態に応じてネットワーク機器を直接操作する事で、従来からの認証手順を使用せずに、クライアントPCの状態に応じてネットワークへの不正な接続をWebベースで制御・防止する技術を開発・検証した。
この方式でば、クライアントPCをネットワークに接続する時点での制御だけではなく、接続中であっても、ウィルス感染等のクライアントPCの不正な状態を検出してネットワークから遮断できるなど、企業ネットワークにおけるセキュリティの向上が期待できるという。
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