大日本印刷、過去最高864万件の個人情報流出

　大日本印刷は12日、顧客企業43社から預かっていた個人情報864万件が流出したと発表した。被害を受けた企業は、アメリカンホーム保険が約150万件、イオンが約58万件、NECビッグローブが約21万件、NTTファイナンスが約64万件、カルピスが約19万件、近畿日本ツーリストが約6万5000件、KDDIが約11万件、京葉銀行は約5万6000件、ソネットエンタテインメントが約5万9000件、千葉トヨタ自動車が約2万2000件、ディーシーカードが約3万1000件、トヨタカローラ神奈川が約4万4000件、トヨタ自動車が約27万件、ニフティが約3万3000件、日本ヒューレット・パッカードが約16万件、弥生が16万件、UFJニコスが119万件、その他が25社分約282万件にものぼる。

　データ流出の経緯は、大日本印刷の業務委託先の元社員によって不正に持ち出され、インターネット通販詐欺グループに売り渡されたという。

　大日本印刷の北島義俊社長は、管理体制が甘かったことを認め、「今後再発防止に向けて管理を徹底していく」と述べた。