• 2025/08/22 掲載

午後3時のドルは148円後半へ上昇、3週間ぶり高値 FRB議長講演に思惑

ロイター

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Atsuko Aoyama

[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の148円後半となっている。前日の米連邦準備理事会(FRB)の高官発言や米指標の上振れを受けて、一時3週間ぶり高値を付けた。きょう行われるパウエルFRB議長の講演はドル買いイベントになるとの見方が、ドルの上昇を後押している。

前日海外時間の買い地合いを引き継ぎ、ドルは一時148.77円まで上昇。12日高値を上抜け、1日以来3週間ぶり高値を付けた。ユーロ/ドルが直近の安値を下抜けて1.158ドルまでユーロ売り/ドル買いが進み、6日以来の安値を付けたことも、ドル高に弾みをつけた。

FRB議長の講演を前に、米製造業購買担当者景気指数(PMI)の上振れなどを受け、足元では利下げ観測が後退。「講演がタカ派的になるとの思惑もあり、持ち高調整でドルが買われた」(上田東短フォレックスの阪井勇蔵・営業企画室室長)という。

前日はPMIの上振れのほか、米クリーブランド地区連銀のハマック総裁が「もし会合が明日開かれれば、利下げの根拠は見いだせないだろう」などと明言した。「パウエル氏の講演で9月利下げを市場に確信させるような発言が出るとの期待感が打ち消された」(国内金融機関の為替ディーラー)という。

米雇用統計では過去2カ月分が大きく下方修正される一方、卸売物価指数(PPI)は前月比が約3年ぶりの大幅な伸びになるなどインフレ懸念も台頭。「9月をどう表現するのか、マーケットのコンセンサスは取れていない」(国内金融機関の為替ディーラー)として、上下双方に振れるリスクがあるとの見方が聞かれた。

日本の総務省がこの日発表した7月全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は前年比3.1%上昇と、事前予想の3.0%をわずかに上回ったが、日銀の利上げ観測を高めるほどの内容ではなかったとの受け止めが聞かれた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 148.66/148.6 1.1586/1.15 172.26/172.

7 88 27

午前9時現在 148.38/148.4 1.1611/1.16 172.31/172.

0 14 32

NY午後5時 148.37/148.3 1.1604/1.16 172.19/172.

8 07 21

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