日本HP、小ロット印刷にも対応のデジタル印刷機エントリーモデル発売

　日本ヒューレット・パッカード（以下、日本HP）は、ハイエンドデジタル印刷機「HP Indigo pressシリーズ」にエントリーモデル「HP Indigo press 3500」を追加した。

　顧客情報にあわせパーソナライズしたダイレクトメールの作成など、可変情報印刷の需要に応えるデジタル印刷市場は、小ロット印刷に対応するサービスも今後成長が見込まれている。

　今回発表された「HP Indigo press 3500」では、イージーオペレーションと高稼働率を実現している点が特徴。給紙部の用紙切り替えを省力化し、種類の違う素材を容易に扱える2つの独立給紙トレイを標準搭載している。印刷中の給紙や2重給紙を自動的に検知し、排出するなど、オペレーターの手間を最小限に抑え、高稼働率を実現する。

　また、1つのトレイでは用紙2400枚、2つ目のトレイでは800枚の給紙が可能な給紙システムを用いているほか、大容量のジョブオフセットスタッカー（6000枚収容可能）や、校正刷りや印刷品質の確認のためのサンプル用トレイ（600枚収容可能）を備える。

　価格は4620万円～で、7月3日より販売開始される。