サイボウズ、ジャングルと業務提携しパッケージ販売へ参入

左より、ジャングル 代表取締役社長 高田晃子氏、 サイボウズ 代表取締役社長 青野慶久氏

　サイボウズとジャングルは、業務提携を行うことを発表した。

　今回の業務提携をうけ、サイボウズのWebグループウェアをパッケージ化した「サイボウズ Office6 基本セット パッケージ版（10ユーザー）」を発売する。同製品は7月20日より、家電量販店にて販売される。価格は83,790円で、追加ライセンス購入も可能となっている。

　サイボウズがパッケージ販売、家電量販店での販売を行うのはこれが初めて。コンシューマソフトを中心に家電量販店での販売実績をもつソフトウェア販売会社であるジャングルと提携することで、従来のWeb直販やパートナーによる販売ではリーチできなかった小規模企業へのアプローチを図る。

　「サイボウズ Office6」は中堅・中小企業向けの製品であるが、そのユーザー規模の中心は、50名ほどの中規模企業が中心となっている。一方、国内約570万事業所のうち、10名以下の小規模事業所は80.7％を占める。サイボウズは、グループウェアの導入が進んでいない、かつ、市場の大きな10名以下の小規模企業へ、シェアを拡大していきたい方針だ。

　家電量販店で販売することにより、非IT系の企業やWeb販売を利用したことのない企業、販売店やシステムインテグレーターとつきあいのない企業、あるいはグループウェアを知らない企業や、ほかのソフトを購入しに来店した企業などへもリーチしていきたいとしている。