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  • 2008/03/13

【SaaS市場調査】本格普及は5年後--ノークリサーチ

ノークリサーチは12日、SaaS市場の実態と中期予測調査報告を発表した。

 ノークリサーチは12日、SaaS市場の実態と中期予測調査報告を発表した。これによると2007年のSaaSの市場規模はIT市場の0.5%約417億円だったという。同社によるとこれが2012年には7,746億円となり、IT市場全体の8%が置き換わると予測している。

 同社の調査によると、2007年のIT市場規模は約14兆4,000億円で、以後2%成長を遂げ2012年には15兆6千億円に達する見通し。2007年から計測を開始したというSaaS市場の金額にはソフトウェアの金額規模とセットアップ、カスタマイズ、保守金額が含まれている。同社では大手パッケージベンダがSaaSモデルに変更するのに最低5年かかるとし、緩やかな成長でSaaSは普及し、2008年には同市場の1.0%(866億円)となり、2012年で同市場の8.0%(7,746億円)がSaaSに置き換わると予測した。

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Source:ノークリサーチ,2008


 適用分野においては、現状CRMをはじめとしたコラボレーション系/フロント系での適用にとどまり、キラーコンテンツの不在を指摘。現状の現実解としてはパッケージソフトとのハイブリッド形式が主流だが、将来的には実績を持つソフトウェアが基幹系、コラボレーション系、フロント系にかかわらずSaaS形に移植され、安価かつ簡便に利用できることが理想だとした。

 SaaSは高いカスタマイズ性を魅力とするも提供ベンダのスキルに依存する面にも課題を抱えていると指摘。ソフトウェアの「所有から利用へ」、さらに「作るから作らないシステムへ」の移行はユーザー企業が細分化した機能から業務に適合したシステムを自らマッシュアップ(さまざまなサービスを組み合わせること)し、ピンポイントで要求を満たすIT利用がなさなければ、その恩恵を全面的に享受できているとは言えないとした。

 さらにSaaSからXaaS(X as a Service)という広義のサービス形態が誕生し、従来のホスティング・サービスに見られるサーバのレンタルサービスに加え、プラットフォーム、ストレージ、CPU処理などの幅広いサービスが展開されるという。しかし、パッケージベンダをはじめ、「薄利多売」となるSaaS型への移行を実施する企業の数が少ない点を指摘。クライアントサーバ型のシステムをブラウザベースに変更するには最低でも5年かかるとして、2012年頃にはサービス市場における存在感が増しているものとみられる。

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Source:ノークリサーチ,2008

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