• 2008/03/26 掲載

日本IBM、JALの航空券予約・発券システムを更新へ

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日本IBMは26日、日本航空の航空券予約・発券システムを更新すると発表した。
 日本IBMは26日、日本航空の航空券予約・発券システムを更新すると発表した。IBMのメインフレーム「IBM System z9」、同メインフレームでの大容量トランザクションの高速処理に特化した最新版OS「IBM z/Transaction Processing Facility Enterprise Edition V1.1」を用いる。

 同社業務の中枢となる航空券の予約・発券システムには、今後想定されるビジネス展開に柔軟に対応できる処理能力の拡張性や、24時間365日安定的なサービスの供給が必要とされる。同社では、これらの業務要件を満たすシステムを検討した結果、System z9ならびにz/TPF v1.1の採用を決定した。なお、z/TPF V1.1は、世界で初めての採用事例となる。

 Transaction Processing Facility(TPF)は、IBMのメインフレーム「System z」向けの大容量トランザクション処理に特化したOSで、1秒間に最大数万件のトランザクションを処理できる。この最新版となるz/TPFでは、64ビット化によるメモリー領域の拡張でより迅速なシステム応答を実現する上、z/TPFの開発環境のLinuxへの対応により、オープン系での開発スキル活用による開発生産性の向上が期待できる。さらに、オープンソースの有効活用による機能の拡充や、SOAを視野に入れたWebアプリケーションとの親和性向上により、将来のシステムの拡張にも柔軟に対応できるという。

 今回、日本航空では、メインフレームならではの優れた可用性を保持しながらz/TPFの特長を活用した、より柔軟性の高いシステムへの更新を実施する。また、従来に比べシステムの処理能力をおよそ25%向上させた上、z/TPFの新たな課金体系である「ワークロード・ライセンス・チャージ(Workload License Charge:WLC)」を適用し、システムコストの最適化を図っている。WLCはプロセッサー単位ではなく使用する処理性能(MSU:Millions of Service Units)に対する課金であることから、今回のシステムの更新により1トランザクションあたりでのTCOの削減を見込んでいる。

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