- 2008/04/02 掲載
【国内ネットワーク機器 市場調査】家庭でもLAN構築が進む
IDCでは今後、家庭向け無線LAN機器市場でもIEEE802.11n製品が普及すると予測している。2007年時点で、同製品が市場に占める比率は8%程度(出荷台数ベース)だが、2012年には主要な無線LANテクノロジーになるという。
一方、ベンダーは、家電メーカーと協業し拡大を狙っている。この動きは、急速なホームネットワーク利用拡大や高度化を促進するというより、利用者の拡大と利用方法の進展に同調しながら漸増的に市場拡大を狙う姿勢であるとIDCでは分析している。
ホームネットワークを利用するユーザーは増加を続けているが、その利用範囲は複数PCによるインターネットアクセスの共有が主となっている。コンシューマー向けネットワーク機器市場の拡大には、ホームネットワークの利用者増加とともに、ホームネットワーク内でのリソース共有や、非PCデバイスの接続など、ホームネットワークの利用の深化が不可欠である。ホームネットワークの利用拡大にあたっては、「ホームネットワークの導入が、家庭内の複数のパソコンが持つストレージやその上のコンテンツの共有を可能にし、利便性の大幅な向上につながるというメリットを、積極的に訴求していくべきである。インターネットアクセスの共有の段階からホームネットワークの利用をより深めるためには、有効な訴求方法である」とIDC Japan コミュニケーションズ マーケットアナリストの草野賢一氏は分析している。
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国内ホームネットワーキング機器 テクノロジー別出荷台数予測、2007年~2012年
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