• 2026/01/30 掲載

米セキュリティ大手、クロノスフィア買収を完了 システム監視機能を強化

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パロアルトネットワークスは2026年1月29日、クラウド環境向けの可観測性プラットフォームを提供するクロノスフィアの買収を正式に完了したと発表した。買収額は現金と株式を組み合わせた約33億5,000万ドル(約5,100億円)とされ、クロノスフィアはこの買収によりパロアルトネットワークスの完全子会社となる。クロノスフィアはこれまで独立企業として企業のITシステムを監視・分析するサービスを展開してきたが、今回の買収は同社がAI時代のデジタル運用に対応するための戦略の一環として位置付けられている。
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(Photo:Piotr Swat / Shutterstock.com)
 クロノスフィアは、米調査会社ガートナーが発表した2025年の「可観測性プラットフォーム部門」でリーダー企業に選ばれた実績を持つ。可観測性プラットフォームとは、企業のクラウドサービスや業務システムが現在どのような状態にあるのかをリアルタイムで把握し、障害やトラブルの兆しを早期に見つけるための仕組みを指す。クロノスフィアは、複雑化するクラウドアプリケーションやサーバーの動きを一元的に可視化できる点に強みがあるとされ、IT運用の効率化や障害対応の迅速化に役立つ技術として評価されてきた。

 パロアルトネットワークスは、このクロノスフィアの技術と自社のセキュリティプラットフォームを組み合わせることで、セキュリティと可観測性を統合したサービスを提供すると説明している。これにより、サイバー攻撃だけでなく、システムの不具合や性能低下といった問題も同時に把握し、企業のIT運用全体をより効率的に管理できる体制を整えるとしている。

 買収後もクロノスフィアの可観測性プラットフォームは引き続き提供される見通しで、企業は内部のアプリケーションやインフラ、AIシステムの状態を詳細に把握できるという。さらに、パロアルトネットワークスのエージェント型セキュリティ基盤と連携させることで、AIを活用してセキュリティ上やIT運用上の問題を自動的に検知し、対応を支援する機能の拡充を進めるとしている。

 パロアルトネットワークスの最高経営責任者ニケシュ・アローラ氏は、この買収について「企業が安全で安定したIT基盤を求める中で、クロノスフィアの可視化技術は重要な役割を果たす」とコメントし、AI時代に向けたセキュリティと運用の一体化を強化する方針を示した。クロノスフィアの共同創業者マーティン・マオ氏は、買収後にパロアルトネットワークスの可観測性部門の上級副社長兼ゼネラルマネジャーに就任する。

注:参考レート:1ドル=153円換算(日本銀行公表の2026年1月29日時点の対ドルスポット相場を基に編集部算出)

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