- 2026/04/21 掲載
AmazonがAnthropicに最大250億ドルを追加出資、AIインフラの垂直統合を加速
検索から予約・購入といったタスク実行までを支援
提携の核心は、アンソロピックが自社の最新AIモデル「Claude」のトレーニングおよび推論の主要インフラとして、AWSの独自開発チップ「Trainium」と「Graviton」を全面的に採用した点にある。アンソロピックは今後10年間で1000億ドルをAWSのテクノロジーに投じることを確約し、最大5ギガワット(GW)に及ぶ次世代の計算容量を確保した。
両社はすでに、約50万個のTrainium2チップを搭載する世界最大級のAI計算クラスター「Project Rainier」を稼働させており、2025年末までには100万個以上に拡張する計画である。現在、製薬大手のファイザーや配車サービスのリフトを含む10万社以上の企業が、AWSの「Amazon Bedrock」を通じてClaudeを利用している。
この大規模な垂直統合モデルは、業界で支配的なエヌビディア製GPUへの依存を減らすとともに、クラウドインフラとAIモデル開発を密接に結びつける新たな産業構造を提示している。アンソロピックのランレート収益は2025年末の約90億ドルから、2026年には300億ドルを突破する勢いで成長しており、急増する企業需要に対応するための計算資源の確保が急務となっていた。
この提携により、アンソロピックはGoogleやBroadcomとも計算容量の確保で連携しつつ、AWSを主要な訓練パートナーとして位置づけ、フロンティアモデルの開発を加速させる。一方で、こうした巨大テック企業とAIスタートアップの巨額提携については、米連邦取引委員会(FTC)などの規制当局が市場競争を阻害する懸念から監視を強めており、法的な透明性の確保が今後の課題となる。
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