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- 2026/10/19 07:10 掲載
料金に見合わない…?赤字173億円ジャングリア、ディズニー・USJとの決定的な4つの差
経済、不動産分野のライター。小売・飲食を中心とした企業分析記事や、都市開発、不動産市況に関する記事を手がける。理系の会社員だったが、ライター業に専念するため独立した。趣味で簿記・ファイナンシャルプランナーの資格を取得する。
目標の150万人に届かず…開業1年で露呈した“誤算”の数々
ジャングリアは2025年7月に沖縄県今帰仁村のゴルフ場跡地で開園した。恐竜のアトラクションやバギーなどを配置し、その名のとおりジャングルをテーマとしている。USJを再建したとされる森岡毅氏がプロジェクトを主導し、大型テーマパークを印象づける宣伝も注目を浴びるきっかけとなった。しかしオープン当初は過剰な混雑や屋内アトラクションの不足など、実際に訪れた客による不満の声が広がった。規模感や内容が「宣伝していたイメージと異なる」という意見も見られた。
年間来場者数の目標を「沖縄美ら海水族館の半分程度(150万人)」としていたが、半年時点で65万人(うちスパ利用者が10万人)と目標を下回り、1年間の実績も100万人と目標を下回った。客数の減少により初日のような混雑は見られなくなった。
同社の公表や報道によると、総事業費は716億円でうち350億円を森岡氏のマーケティング企業「刀」やオリオンビール・リウボウなどの沖縄企業が投資し、残りの366億円を商工中金や沖縄県の地銀などが融資した。
開業から1年経過したパークの売上高は約100億円であり、運営会社は約89億円の赤字を計上し、冒頭のとおり親会社の最終赤字は173億円になった。親会社の損失は運営会社株式の価値引き下げによる影響が大きいが、運営会社自身も赤字を計上している。
さらに、政府の出資先である沖縄振興開発金融公庫が30億円を融資するという。これにより、政府系機関による累計出資額は100億円を超える。
ジャングリアは2027年1月から月曜日を「休業日」にすると公表しており、コストを少しでも抑えたい姿勢がうかがえる。
なぜ、ここまで誤算が続いたのか。データをひもとくと、大手テーマパークとの差を生んだ“4つの要因”が浮かび上がる。 【次ページ】要因1:最大の壁は“立地”?美ら海水族館は人気だが…
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