統合契約が9月に再延期、NECエレクトロニクスとルネサステクノロジ

　半導体大手のNECエレクトロニクスとルネサス テクノロジの統合に向けて、両社ならびに両社の大株主であるNEC、日立製作所、三菱電機の5社は、統合基本契約の締結が9月末に延期されたと発表した。

　NECエレクトロニクスとルネサスは半導体不況などにより、4月27日に経営統合の基本合意を発表しており、7月末をめどに統合基本契約の締結を目指していた。しかし、7月28日には8月末までの契約締結を目指すとして延期を発表しており、今回は再延期となる。

　7月時点では、グローバルな生産販売拠点を巻き込んだデューディリジェンスに想定以上の時間がかかったとしていたが、今回は両社の統合比率の調整に時間がかかっているとみられている。

　5社は2010年の4月1日の事業統合を目指し、9月中の契約締結に向けて協議を行っていく。