- 2009/11/16 掲載
キヤノン、欧州最大規模のプリンタメーカー、オセ社を買収--約1,000億円で
買付け金額は、オセ1株あたり8.6ユーロで、総額7億3,000万ユーロ(約980億円)。2010年1-3月期に公開買い付けを開始する予定。
オセは、文書/産業用印刷システムや高速大判デジタルプリントシステムなど、商用向けプリンタに強みを持つプリンタメーカー。一方のキヤノンはオフィスやSOHO向けの複写機/複合機やデザイン事務所向けの大判プリンターなどに強みを持っており、補完関係が築けると判断した。
また、キヤノンの地域別売り上げの割合は、日本21%、米国28%、ヨーロッパ33%、アジア/オセアニアで18%。2008年、リコーが米アイコンオフィスソリューションズを買収し、米国内での販売に打撃を受けており、米国でも影響力を持つオセを買収することで、欧州だけでなく、米国のてこ入れも狙う。
今後は、オセと共同で研究開発を進めるとともに、オセは引き続きオランダのフェンロー市に本社を置いて事業を継続する。
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