- 2010/04/05 掲載
NECビッグローブ、企業向けにツイッターでの評判情報を分析するサービスを開始
「ツイッターデータ分析サービス」では、従来から行っている国内主要55社のブログや掲示板サイトの分析サービスに加え、新たにNEC中央研究所が開発したデータストリーム処理技術を適用することで、1日あたり約500万件の膨大なつぶやき投稿の解析が行えるという。
ツイッターは、140字以内の短文のため、表現の省略が多い、他者の発言を手軽に引用できるRT(リツイート)機能により、情報の伝搬性が高いという特徴を持つ。本メニューでは、ブログ分析で培ったノウハウやテキスト解析技術を活用し、省略語などにも対応。短い文中から関連するテーマを高い精度で抽出し、評価の変化まで集計できるという。また、元投稿と引用部分を分けて計測するため、反応の伝播状況や投稿者のフォロワー数を加味した影響度までを把握することができるとしている。
今回提供する新メニューは、月額10万円(税抜)の廉価版「モニタリングサービス」とマーケティングの効果測定が行える「レポーティングサービス」の2種類。
廉価版では、商品名や企業名など1テーマを対象に、ツイッター上の話題を分析した集計サマリーとデータを提供する。ツイッター投稿数、ポジティブ・ネガティブの割合、リツイートされたつぶやきの比率などがグラフ化されたサマリーと、対象となった投稿の全文や、投稿者ごとのフォロワー数のデータを日次で提供される。
レポーティングサービスでは、投稿データの分析に加え、話題の発生源や波及状況をわかりやすく視覚化し、評価の要因や論調の変化などについても分析を実施。月額20万円(税抜)から提供する“ベーシック”では1テーマ、月額40万円(税抜)からの“スタンダード” では、3テーマの競合比較が可能になっている。
今後、BIGLOBEでは、広告代理店やPR会社、製造・流通業などのBtoC企業を中心に、2011年度末までに100社への導入を目指す。
また、BIGLOBEでは、ツイッター利用者向けの情報サイトとして、ツイッターデータ分析サービス基盤を活用した「ついっぷるトレンド」を、本日より提供する。「いま」盛り上がっている話題や、今日、昨日、今週など、期間ごとに盛り上がった話題をランキング形式で掲載するほか、話題ごとにつぶやき投稿数が時系列でグラフ化される機能などを持つ。ランキングは、過去の一定期間と比べて、増加率が大きい話題について、最大上位50件を表示する。

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