住友電気工業と東芝メディカルシステムズは4日、病院情報システムの開発や販売を手がける東芝住電医療情報システムズ（以下、TSMED社）の株式について、住友電気工業の持ち分45％を東芝メディカルシステムズに株式譲渡すると発表した。取得金額は明らかにされていない。

　これにより、53％を出資する東芝メディカルシステムズと、2％を出資する東芝ソリューションの株式を合わせて、東芝住電医療情報システムズを東芝グループの完全子会社となる。

　TSMEDでは、これまで主に病院情報システムや画像情報システム・技術を手がけていた。今後は東芝グループとしてのシナジー効果創出を図り、国内医療情報ソリューション事業を一層強化していく考え。また、画像診断システムと組み合わせて、病院から診療所まで幅広い医療機関向けトータルソリューションを提供していくという。

　TSMEDは、2004年に東芝メディカルシステムズと住友電工、住友ソリューションが出資して設立された。