紛失判明資料に含まれていた顧客数は約560万名、取り扱い支店数は240店、紛失判明資料に含まれていた主な情報は、顧客名、口座番号、取引金額などという。
同記録は「コムフィッシュ」と呼ばれる内部管理資料を微細文字で焼き付けた薄くて小さなフィルムに記録されていた。コムフィッシュは専用の読み取り機が必要で、肉眼やルーペで情報内容を判別することはできない。また、2008年12月分の発行を最後にコムフィッシュは廃止していた。
ただし、
三菱UFJニコスも2009年に同様にコムフィッシュを紛失しており、グループとして古い記録媒体の管理体制が問われる可能性もある。三菱東京UFJ銀行では本件同様の紛失がないか、今後も調査していくとしている。
なお、本件に関連して不正に利用されたとの連絡や問い合わせはないという。