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  • 2019/10/11

Jenkins 15周年、開発者の川口耕介氏が誇る「私が始めた小さな流れは、いまや大河に」

DevOps World / Jenkins World 2019 Sanfrancisco

8月12日から15日にかけて、サンフランシスコのモスコーニセンターで「DevOps World / Jenkins World 2019 Sanfrancisco」が開催されました。今年はJenkinsの15周年にあたります。基調講演にはJenkins開発者である川口耕介が登壇。Jenkins開発当時のことを振り返りつつ、会場の参加者とともに15周年を祝いました。本記事では、その内容をダイジェストで紹介します(講演は英語で行われており、本記事ではその内容の一部を翻訳して紹介しています)。

新野淳一(本記事は「Publickey」より転載)

新野淳一(本記事は「Publickey」より転載)

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。


Jenkinsの開発当初を振り返る

「われわれの業界はドッグイヤーとまでいわれている中で、15年とはなんと長い時間なのかと思います。私には14才の娘がいて、彼女はもう来年にはハイスクールに行くというのですから」

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Jenkinsの開発者 川口耕介氏
 川口氏はJenkins開発当初を振り返ります。

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「2004年に私はサン・マイクロシステムズのJava Enterprise Editionのチームでソフトウェアエンジニアをしていて、いつもビルドを壊してしまっていました。

 ある日の午後、私はあまりにも多くのビルドを壊してしまったことで同僚から電話をもらって、それで机の下にあるSun Workstationを見ながら、私の間違いを同僚が発見する前にプログラムが見つけてくれたら、どんなにいいだろうと思いました。

 それがすべての始まりになりました。

 そこから自分の環境で作業を始めて、周りの人が協力し、励ましてくれるようになり、いつのまにかジェットコースターのようにその動きはとまらなくなっていって、想像もできなかったようなすごいことがたくさん起きました」

 Jenkinsは現在27万インストールに到達し、広く使われるようになったと川口氏。

「ビルドを壊すのは私だけではなく、みなさんもそうでしょう。いまではそれ(Jenkins)が世界中で27万もインストールされるようになり、信じられないことに、さらにその数は増えています」

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「プラグインも、最初は私が自分で10個くらい書いたのを覚えていますが、それが世界中の人がプロジェクトに参加してくれるようになって、いまでは1666個ものプラグインが存在し、大きく発展しました」

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「CloudBeesという会社を立ち上げたことも、私にとって予想外のことでした。これによって多くのコントリビュータが、より多くの時間をJenkinsに費やすことができるようになったし、エンタープライズにとってJenkinsはより信頼できる選択肢になることができて、メインストリームの市場でより大きなインパクトを市場に与えることができるようになりました」

Developer Productivity Engineeringという領域を作り上げた

 川口氏はソフトウェア開発者の生産性を向上させるためのエンジニアリングとして「Developer Productivity Engineering」にJenkinsが貢献してきたことを誇りに思う、と語りかけます。

「このプロジェクトが市場のあらゆるところで活用されているのは、みなさんがそこで活躍しているからで、それはまさしく『Developer Productivity Engineering』という領域をみなさんが作り上げたからにほかなりません。

 過去10年で起きたこの大きなうねりの一部であることを誇りに思います」

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【次ページ】Jenkinsがみなさんの旅路の一部であったことを誇りに思う

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