- 2022/12/01 掲載
来年の投資戦略で欧州国債のアンダーウエート推奨=ブラックロック
BIIは世界各地の中央銀行が根強い高インフレとの戦いで金融環境を過度に引き締め、来年は景気後退が起きると予想。そのため先進国株式について戦略的なアンダーウエートを維持する一方、今年の急激な金利上昇後のリターンを考慮して高格付けの社債と短期の米財務省証券の比重を高めるよう勧めた。
インフレ率が高止まりすれば、中銀が鈍化する景気を支えるために急激な利下げを行う可能性は低く、不況下において期間の長い安全な国債に投資するという従来の手法が来年は通用しないかもしれないと指摘した。
BIIを率いるジーン・ボイバン氏は会見で「インフレ率は低下していくだろうが、少なくともすぐに2%という従来の世界に戻るとは思わない」と述べ、最終的には2%よりも3%近くになるとの見通しを示した。
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