• 2022/12/08 掲載

台湾輸出、11月は前年比13.1%減 予想以上の落ち込み

ロイター

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[台北 7日 ロイター] - 台湾財政部が7日発表した11月の輸出は3カ月連続で減少し、市場予想を大幅に下回った。世界経済の悪化や中国の新型コロナウイルス感染抑制策が圧迫した。高インフレと金利上昇も需要鈍化につながった。

11月の輸出は前年比13.1%減の361億3000万ドルと19カ月ぶりの低水準で、減少幅は約7年ぶりの大きさとなった。

ロイターがまとめた市場予想は6.7%減、10月の実績は0.5%減だった。

財政部はウクライナ戦争、国際的なインフレ圧力、主要国の利上げの影響により、世界の需要は「ますます明らかに」減速しているとの見方を示した。

財政部のベアトリス・ツァイ氏は、中国の新型コロナ規制も電子部品の需要に打撃を与えたと述べた。米アップルが11月に、中国の鄭州の工場で組み立てられているスマートフォン「iPhone14 Pro」と「iPhone14 Pro Max」について、出荷台数が従来の想定より少なくなるとの見通しを示したことに言及した。

11月の電子部品輸出は4.9%減の151億5000万ドルで3年半ぶりに減少した。半導体輸出は3.4%減となった。

台湾の最大の貿易相手国である中国への輸出は20.9%減の135億6000万ドル。10月は9.2%減だった。

スタンダード・チャータード銀行の北東アジア担当シニアエコノミスト、トニー・フー氏は、需要の低迷は来年第2・四半期まで続く可能性があるとの見方を示した。

「この状態が来年後半まで続けば、2%以上と予想されている来年の台湾の経済成長率は圧力にさらされることになる」と述べた。

財政部は先端技術を巡る米中対立と中国の新型コロナ対策の不確実性を今後のリスクとして挙げた。12月の輸出は前年比8─12%減少する可能性があるとした。

ツァイ氏は第4・四半期の輸出は前年同期比7%以上減少する可能性があると述べた。

11月の対米輸出は11.3%減と前月の3.1%増から減少に転じた。

11月の輸入は8.6%減の327億ドル。エコノミスト予想は0.6%増、10月は8.2%増だった。

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