- 2025/07/16 掲載
JPモルガン、第2四半期は17%減益も予想上回る CEOは経済リスク指摘
前年同期はクレジットカード大手ビザとの株式交換による約80億ドルの一時的利益を計上していたことから、反動が出た。
JPモルガンはまた、2025年の純金利収入(NII)見通しを約955億ドルとし、従来の約945億ドルから上方修正した。
ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は声明で「米経済は引き続き底堅い」と指摘。税制改革や規制緩和の可能性は経済見通しにはプラスとしつつも、「関税や貿易を巡る不確実性、地政学的状況の悪化、高水準の財政赤字、資産価格の高止まりなど、依然として重大なリスクが残る」と慎重な見方を示した。
トレーディング収入は15%増の89億ドル。投資家が米関税政策の変化を好機と捉え、取引が活発化し、債券、株式トレーディング収入双方が増加した。
投資銀行業務の手数料収入は7%増の25億ドル。M&A(企業の合併・買収)関連や債券引き受け業務が堅調だった。
貸倒引当金は28億5000万ドル。前年同期は30億5000万ドルだった。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR