[ロンドン ７日 ロイター] - 米暗号資産（仮想通貨）企業ジェネシスは７日付の顧客宛てのレターで、顧客資産の保全と流動性の強化に取り組んでいると述べた。ただ、今後の道筋を示すには「数日ではなく数週間単位の時間が必要」とした。

ジェネシスの融資子会社ジェネシス・グローバル・キャピタルは１１月１６日に顧客資金の出金を停止。暗号資産交換業大手ＦＴＸの経営破綻を受けた「前例のない市場の混乱」を理由に挙げていた。

ジェネシスは先週、破産申請回避に向けて取り組んでいると表明した。

同社はレターで「経験豊富なアドバイザーと相談し、親会社デジタル・カレンシー・グループ（ＤＣＧ）とも緊密に連携しながら顧客資産を保全し、流動性を強化し、最終的に事業を前進させるために最も効果的な道を検討している」と説明した。