米ツイッター、掲載広告付近での特定ワードの投稿防ぐと広告主に表明

［８日　ロイター］ - 米ツイッターは８日、広告会社に充てた電子メールで、企業広告が特定のキーワードを含む投稿の前後に表示されないようにする新たなコンテンツ監視機能を来週にも始めると表明した。ロイターがメールを確認した。

米実業家イーロン・マスク氏が１０月にツイッターを買収して以来、ツイッター上でのヘイトスピーチ急増や凍結されていたアカウントの幾つもの復活への懸念が高まり、多くの広告主がツイッターから広告を引き揚げていることに対応。広告主を安心させて引き留めたり、呼び戻したりする狙いとみられる。

消息筋によると、ツイッター側は同日、広告業界団体との電話で、コンテンツのモデレーターチームを社内部署として置くことを考えていると説明した。現在はモデレーターの多くは第三者のベンダーを通じてツイッターと契約している。

ツイッターの新幹部はロイターに対し、コンテンツ監視の自動化をもっと大規模に進めると述べていた。

ツイッターはデジタル広告収入が収入全体の９割に近い。