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企業向けブラウザ「Enterprise Browser」を手がける米アイランドは2026年9月24日、シリーズFで4億ドル(約636億円)を調達したと発表した。企業評価額は64億ドル(約1兆179億円)。ブラウザから端末、ネットワーク、データまでを1つの基盤で守り、人とAIエージェントの操作を統制・監査する事業を拡大する。
企業向けブラウザ「Enterprise Browser」を手がける米アイランド(Island)は2026年9月24日(米国時間)、シリーズFで4億ドル(約636億円)を調達したと
発表した。企業評価額は64億ドル(約1兆179億円)で、2024年時点から2倍以上に高まったという。ラウンドは投資会社のエボリューション・エクイティ・パートナーズが主導した。
既存投資家のセコイア・キャピタルやコーチュー・マネジメント、インサイト・パートナーズ、J.P.モルガン・グロース・エクイティ・パートナーズなども参加している。さらに、米クラウドストライクの共同創業者で元CTOのドミトリ・アルペロビッチ氏も、再び個人として出資した。
アイランドは、社員が業務の大半をこなすWebブラウザにセキュリティやアクセス制御の機能を組み込んだ「エンタープライズブラウザ」という製品分野を切り開いた企業だ。その後、データ保護やDLP(情報漏えい対策)、端末を起点にしたSASE(ネットワークとセキュリティをクラウドで統合する仕組み)へと領域を広げてきた。現在は自社を、人とAIエージェントの両方を管理する「エージェンティック・コントロールプレーン」と位置付けている。
同社によると、この基盤は「ラストマイルの制御」「ネットワーク」「データ」「アイデンティティ」「可観測性」の5つの層を、1つのポリシーエンジンと1つの監査記録でまとめるもの。誰が、あるいはどのエージェントが操作しているのか、何にアクセスでき、どのデータを使っているのか、その操作を許可すべきかをリアルタイムで判断できるとしている。共同創業者でCTOのダン・アミガ氏は「エージェントは技術スタックの1つの層だけで動くわけではないため、1つの層からは統制できない」と説明した。
CEOで共同創業者のマイク・フェイ氏は「人とAIエージェントが並んで働く新しい時代に入った。エージェントにも人と同じように、適切なコンテキスト、アクセス権、ガードレール、説明責任が必要だ」とコメント。今回の資金で顧客とともに開発を進め、企業がAIを安全に広げられるよう支援するという。
同社の従業員は1,000人で、2022年の製品投入以来、年間経常収益(ARR)を毎年度2倍に伸ばしてきたという。2026年には米CNBCの「Disruptor 50」に選ばれたほか、ガートナーのピアインサイトで企業向けセキュアブラウザ部門の「カスタマーズ・チョイス」にも選出された。
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