- 2022/12/14 掲載
英CPI、11月前年比+10.7% 予想以上に鈍化
[ロンドン 14日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が14日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年比上昇率が10.7%で、41年ぶりの高水準だった10月の11.1%から予想以上に減速した。
ロイターがまとめたエコノミストの予想は10.9%だった。
エネルギー、食品、アルコール、たばこを除外したコアCPIは前年比6.3%上昇で10月(6.5%上昇)から伸びが鈍化した。
ONSのチーフエコノミスト、グラント・フィッツナー氏は「物価の上昇は続いているが、昨年の同時期と比べると、上昇ペースは鈍化している。自動車燃料がその最たる例だ」と述べた。
インフレ率はイングランド銀行(英中央銀行)の目標である2%を大幅に上回っている。エコノミストの間では、中銀が15日に政策金利を3%から3.5%に引き上げるとの見方が多い。
ハント財務相は声明で「多くの人が厳しい状況にあることは承知しているが、インフレに対処する上で必要な厳しい決断を下すことが極めて重要だ」と表明。「インフレはわれわれを貧しくする最大の敵であり、今誤った選択をすれば、物価高が長期化し、多くの人の痛みが長引く」と述べた。
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